喘息のひとり操体 ミネ

はじめまして。?

僕は京都府に住んでいる学生で、HNミネという者です。「万病を治せる妙療法」を読んではじめて操体を知り、ここの掲示板は検索で見つけた「総合案内所」を通じてたどり着きました。ここに居られる方に質問があり、投稿します。

僕は子供の頃から喘息が酷かったのですが、本やサイトにある事を試してみると、薬をどれだけ飲んでも直らなかった喘息があっけなく直ってしまい、驚きと共にとても感謝しています。

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喘息についてのご意見を頂いたので、それについて書いて見ます。普段基本の体操をしていて気づいたのですが、体操の特定の姿勢の時に腕や胸の筋肉の束(上手く言葉に出来ませんが)のような物が凝っているような独特な感じが出てくる時があり、さらにその姿勢では息が喘息っぽくぜーぜーする事に気づきました。なぜかその姿勢の時、「姿勢を保ったまま凄く強く呼吸したい気持ち」になりました。

やりたい事は操体の本にあるようなゆったりした動きじゃないのですが、気持ちの良いことはやっても良いとあったので、不安もあったのですがそのまま強い呼吸を続けて行くと、その凝った様な所に息が通って行く感じになり、前より楽に呼吸が出きるようになったんです。自分の主観では、凝りとぜーぜーする呼吸が、一つのつながりの様に思われました。

そこから連想したのが、喘息の時、息がしんどい事以外に肩や胸の筋肉が痛くなることです。関係があるかもと思い、喘息の発作時に、思いきって前述したような姿勢を作ると、案の定強く全身で息をしたくなり、満足したら次の姿勢を探し・・・と繰り返すと、自然に喘息が収まりました。時間にしたらトータルで約20分くらいで、ゆっくりではなく結構激しく体を動かしています。終わると体の硬かった所に息が通って行った感じですっきりします。

以上です。またまた長文&下手な文章ですみません。操体とはちょっと違うのかもしれないですが、気持ちの良い事を追求して行ったらこういう風になりました。こんなので参考になるかどうか・・。

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はりぃ「基本の体操の姿勢」と書いていましたが具体的にはどんな姿勢ですか?それから痛くなるのは腕や胸のどの部分でしょうか?

基本運動のねじりの時です。腕を捻れる所まで持っていって体が伸びきった時、腕の付け根から胸にかけてその感じがでてきました。僕も痛みから基本的に遠ざかる様にしてたのですが、その姿勢で強い呼吸をする事に、嫌な感じがなかったんです。痛い、というより、その場所に何かが引っかかっているような感触です。「この感じをつかんだまま呼吸で体を動かせれば喘息の発作は直る」っていう、強い直感がありました。

文章にしづらく、参考になるかどうかは分かりませんが、こんな感じです。

 



6968 遊風 2003/05/02

ミネさん > 基本運動のねじりの時です。腕を捻れる所まで持っていって体が伸びきった時、腕の付け根から胸にかけてその感じがでてきました。

私が今までに見てきた喘息の患者さんと基本的には同じですね。喘息は息を吐けない病気だそうですが、そのためかツボは息を吸いきった姿勢で最も縮む処と最も伸びる処にある事が多いです。

胸側では、胸骨中央と肋骨との関節部付近と、腕と胸の間背中側では、胸椎3番と肋骨との関節部付近と、腕と肩胛骨の間どちらも、利き手の方がツボが大きい。(凝りと言っても良い)

それで、私は、喘息発作を起こし掛けている人に対しては、右利きの人の場合には、後ろから左手で胸椎3番付近のツボを背骨に押しつけながら、右手で、患者さんの右親指を反らしながら甲側に回転させ(つまり、息を吸いきった状態を強調しながら)時々、軽く瞬間脱力したりしながら、息が吐けるのを待っていると、息が吐けた瞬間から深い息をしはじめるので、その深い息が終わるまで、背中や親指の押し具合を調整するというやり方をしてきました。何人か喘息の患者さんを見ていて、こういうやり方に落ち着いたのですが、ミネさんがなさった事と実質的にほとんど同じですね。

僕も痛みから基本的に遠ざかる様にしてたのですが、その姿勢で強い呼吸をする事に、嫌な感じがなかったんです。痛い、というより、その場所に何かが引っかかっているような感触です。「この感じをつかんだまま呼吸で体を動かせれば喘息の発作は直る」っていう、強い直感がありました。

こういう直感が生まれたっていうのが、すごいなと思います。それが、操体の本がきっかけなら、操体のすごさかもしれませんが

私は、喘息の患者さんには、「うつ伏せ寝からの腕の持ち上げ」をしてあげるのですが、気持ちよいと言ってもらえる事が多いです。うつ伏せで寝てもらい、顔が向いた方の腕を持ち上げるだけです。(先に書いたやり方で「利き手」側とした処を顔が横を向き)(やすい側とした方が効果は高いです。ただ、それを調べる)(ゆとりが無い場合には、利き手側を選択した方が早いです)たいてい肘を横に出して手を頭の上でハの字の格好をしてるので顔が向いている方の腕の肘を持ちあげます。長い時間してもらいたがるので、横に並んで座り膝を立てその膝に患者さんの肘を掛けてしまうと、楽です。

患者さんに自分でやってもらうには、腕を上げる側の手のひらを床についてもらうかイスを倒したものを横に置いて、肘をかけてもらうか(痛かったら、バスタオルなどを掛けた上から)すると良いと思います

 

[原文 No.6935 - 2003/04/28 22:24]

 

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