第3回東京操体フォーラム 鹿島田先生篇  レポート:はりぃ


鹿島田先生の報告は 昨年「医道の日本」でも読んでいたSPATに関するものと 椅子を使った簡単なひとり操体についてのものだった。

SPATは医療の保険点数の中で 5分間で最低限の動診と操法を行い前の状態よりも良くするというものだった。

具体的に動診は前屈背屈、左右の側屈、左右のひねりである。
それぞれの動きから最もつらい動きを聞いて、それに対する操法を行う。

私が見たのは、ひねりに関しては膝倒し、前後に関してはつま先上げだったように思うのだが、先生の体が覆い被さっていたのでよく見えなかった。

よくわからなかったのが 最後に行った運動法膝倒しの後で、反対側にもどしてグッグッと押し込んだり、つま先上げの後で 膝を曲げて股関節を屈曲させたり、これは何のためにやるのだろうか?
会場からも 押し込む強さはどれくらいがいいのですか?というトンチンカンな質問が飛び出した。

私も診療所で15分という短い時間の中でキモチヨサを出すことを目標としているので、簡略化という点では非常に共感を覚えた。

ただ、快感覚に触れて頂けなかったことと、運動法に関しては疑問が残っている。

椅子を使った上半身自己操体に関しては、頚に関するものだった。

先ほどのSPATと同じように前後、左右、左右へのひねりの6方向に頚を動かしてみる。
最も動かしづらい方向があったら それに合わせて操法が決まる。

前後屈椅子の前を持って 足を上げるか下げるかする。

側屈椅子の両脇を持って 片側を上に引き上げ 片側を下げるようにする。

回旋片手で椅子の前方 もう片手で後方を持ち引っ張る。

とまぁ こんな感じじゃなかったでしたっけ?
補足お待ちしています。

 

   

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