身体的苦痛のためのタッピング(実験用簡易版)
心身の痛みやトラウマ、不安等を迅速に解放するエネジー・セラピーの実験
SUD(苦痛の度合い)
からだに苦痛がある時、からだの苦痛度(どれだけ不快感があるか)を
0−10までのスケールで本人が判断します。
何ともない状態を 0 とします。
最高度の苦痛を 10とします。
これは、操体法の動診で行うことも出来ます。
例えば、 仰向けに寝て両膝を立て、左右にからだを
ねじって (両膝をたおして)みます。「動かしにくい方向」を確認し、
その時一番「不快感(痛みやつっぱり)」が出る部分の
苦痛度(不快感の度合い)をスケール判断します。
このときの からだの不快感 を しっかり、憶えておいて下さい。
タッピング
■タッピングは左右どちらか一方だけで良いです。
■タッピングしている間、
さきほど確認した 不快感(姿勢、苦痛、動きにくさ)を
具体的に思い出し、意識し続けるようにしてください。
1.ガミュート・スポットのタッピング
手の甲のガミュート・スポットを、もう一方の手の人差し指と中指を揃えて
5回しっかりと叩きます。
大体、一秒間に3〜5回のリズムで叩きます。
痛いほど強く叩いては いけません。
ガミュート・スポットは小指と薬指の手の甲の骨の間を、もう
一方の手の指で手首側に滑らせていき、指が止まる場所にあります。
鎖骨下のポイントを5回タッピングします。
痛いほど強く叩いてはいけません。
このポイントを探すには、二本の指で喉の中央を下になぞっていき、
鎖骨の間にあるくぼみを見付けます。男性だとちょうどネクタイの結び目が来る場所です。
ここから下に2.5センチ下がり、そこから右(左)に2.5センチ
移動した場所がポイントです。上記は「TFT <思考場>療法入門」春秋社 での説明ですが、
『兪府』というツボのことらしいです。もしそうであれば、
胸骨(鎖骨がくっついている中央の骨)際から1.5センチ離れた
鎖骨下際になります。
1、2、が終了したら からだの苦痛度(SUD)を確認してみて下さい。
どうですか?
簡易版はこれだけですが、気軽に実験してみて下さい。
苦痛度が変化しない、または変化してもそれほど軽減しない場合 の対処法は、
『TFTアルゴリズム』や 『EFTベーシック・レシピ』を参考にしてください。