操体掲示板・過去ログ

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13001 返信 Re:[操体]鎮痛剤 だるま 2006/10/29 21:01
> 好きな服を着るのって気持ちよくないですか?(^^)
> 綺麗だね とか 素敵だね とかほめられたりしたら
> もっと気持ちが良いんじゃないかな〜(^^)
>
> 体はつらいかも知れないけど、
> 想の部分が気持ちいいんだよなぁ(^^)
> 暖かい格好でも気持ちよく感じられるような
> アドバイスができたらいいんだけどなぁ〜


私は、ついつい、からだの気持ち良さに意識がいってしまう傾向があるので、「想の気持ちよき」わ忘れていました。
からだの気持ち良さだけでなく、息・食・想の気持ち良さを大切にして行こうと想います。

13002 返信 Re:[操体]鎮痛剤 遊風 2006/10/30 08:04
> 好きな服を着るのって気持ちよくないですか?(^^)
> 綺麗だね とか 素敵だね とかほめられたりしたら
> もっと気持ちが良いんじゃないかな〜(^^)
> 体はつらいかも知れないけど、
> 想の部分が気持ちいいんだよなぁ(^^)

「想」の気持ち良さは暴走しやすいんだな。

操体で言う「気持ち良さ」は「原始感覚としての気持ち良さ」
なんとなく、ほんわかとした位のもの。
大地に溶け込んでいくような気持ち良さ。
「チョーきもちいい!」ではない。

「ちょーきもちよい!」は「抑圧への反動」。
反動だから限りがない。
登り詰めていくような気持ち良さ。

体が感じる気持ち良さは「原始感覚としての気持ち良さ」に
留まる事が多い。

心で思う気持ち良さは「抑圧への反動」になりやすい。

で、まぁ、
若い女性の冷える服装って、小中高の「抑圧への反動」じゃないかな。
生物としては大人なのに、社会的には子供扱いですから。

カタカナ主食と冷える服装は、若い女性の病因の大きな割合を
占めると思うけれど、小中高の抑圧を考えると無理もない気も
してきます。

橋本先生は、「子供には好きな事させろ」と書いてますね。

>
>足湯も勧めているんだけど、なかなかやってくれる人がいないなぁ
> どうしたらいいんでしょうね?

私は、お湯を出せるタイプの湯船なら、お風呂に5cmくらい
熱めの湯を張って、膝から下だけ出して足湯を勧めています。
広いので冷めにくく、お湯の継ぎ足しも簡単だから。
蓋を半分閉めれば、雑誌とか読んだり、茶もおけるし。
大きな洗面器等の容器で行うタイプは面倒でしてくれません。

あとは、湯たんぽかな。
フローリングの床なら、冬にはテントシューズ履くとか。

13003 返信 [操体]指先でツボの上の皮膚を張る 遊風 2006/10/30 15:16
やじうまこみゅ>術伝>操体もくもく実践講座テキスト
>運動器系応急処置と操体の基本
の中に「指先でツボの上の皮膚を張る」を載せました。
三浦先生の「点の渦状波」を解りやすく身に付けやすい技術に
したつもりです。
読んでみてください。

秋の操体フォーラムで三浦先生が行ったのは、ツボで言うと、
肩胛骨の真ん中の天宗、内踝から足裏より2,3cmの照海
へのもののようですね。どちらも十数年前から三浦先生が良く
使われている場所です。

この間の木曜の仙台では、
1.膝裏の痼りに対して、対角反対側の肘に出ているツボ
2.お腹の痼りに対して、経絡的に関連する手足のツボ
の上の皮膚を張って、やってみました。(それ以外もいくつか)
みなさん上手にできていました。

「操体もくもく」の「体の自然」に書いた「体の負荷分担の自然則」を利用すれば、
だいたい使えそうなツボの出ている辺りを予測できるので、
その辺りを指で辿って、凹んだ処を見付けて、押して痛かったり
嫌な感じがしたりした処の上の皮膚を張った状態を保つだけです。

臨床の場では、ラクな姿勢から胴体の痼りを予測し、
それに関連する手足のツボを見付けて、行う事も多いですが、
初めての練習では、上記二つが解りやすいと思います。

13004 返信 Re:[操体]鎮痛剤 はりぃ 2006/10/31 21:45
遊風さん>
> 「想」の気持ち良さは暴走しやすいんだな。

「想」はねぇ 微妙なので なんてコメントしようかなーと
ずーっと考えてました(^^)


チョットその前に、ミニスカートの件ですが
いろんな女性にお聞きしてみたら
若い頃にかかる一時的な熱病のようなものなので
気づくまで放って置くしかないと言っておられました(^^)

目の保養をさせていただけることを心より感謝しつつ
暖かく見守ることにいたしました(^^)
やっぱり自分で気づくしかないんだよねぇ


> 「ちょーきもちよい!」は「抑圧への反動」。

間違った気持ちよさだったとしても
抑圧を解放するには納得するまでやるしかないのかも(^^)


> 操体で言う「気持ち良さ」は「原始感覚としての気持ち良さ」
> なんとなく、ほんわかとした位のもの。
> 大地に溶け込んでいくような気持ち良さ。

これは理想ですよねぇ(^^)
こういう状態になりたいと想いながら生きています(^^)

13005 返信 Re:[操体]鎮痛剤 遊風 2006/10/31 23:40
>ミニスカートの件ですが
> いろんな女性にお聞きしてみたら
> 若い頃にかかる一時的な熱病のようなものなので
> 気づくまで放って置くしかないと言っておられました

過激かも知れませんが、パソコンの助けを借りれば中学生でも
大人と大して代わらない仕事が出来る時代なんで、
15歳で成人、それまでに自立して生活し仕事ができる教育をする
(中学時代には、日に2,3時間は職場で働いて給与ももらう試運転もする)
という風にしていけば、
その期間が短くなるだろうなと思います。
>
> > 「ちょーきもちよい!」は「抑圧への反動」。
> 間違った気持ちよさだったとしても
> 抑圧を解放するには納得するまでやるしかないのかも

だからこそ、子供時代、小中高時代の抑圧を減らしていけば、
抑圧を解放するために費やす時間を減らせると思います。
まぁ、いまの時代、学校を始め社会からの子供や若い方への抑圧
も激しいから、個人の努力だけでは無理な面もありますが。
>
> > 操体で言う「気持ち良さ」は「原始感覚としての気持ち良さ」
> > なんとなく、ほんわかとした位のもの。
> > 大地に溶け込んでいくような気持ち良さ。
> これは理想ですよねぇ(^^)
> こういう状態になりたいと想いながら生きています(^^)
>
うーん、でも、赤ちゃんの時には皆出来た事ですし、
少し操体すれば出現する状態じゃないのかな。
一人で無理な時でも手伝ってくれる方がいれば。

ただ、その状態で充分良い状態だと思えない心の問題はあると思います。
酷い抑圧が長かった場合などに見られますが。

そういう事も含めて、私は、息が深くなるというのを
体が気持ち良さを感じているかどうかの判断にしています。
そういう状態になった時に心が気持ちよいと思えるようになるか
というのは、「想」の問題になってくると思います。

鎖骨周りや後頭骨下縁を始め首肩胸鳩尾などが硬くなっていると
「想」というのは変わりにくいように思います。
体が硬いと心も硬くなると言う感じかな。

あと、言葉も難しいです。
同じ言葉を使い続けると心は硬くなり易いように思います。
同じ意味を違う言葉でも言える、相手に会わせて違う言葉で説明できる
ような状態を保っていないと、心は硬くなり易い感じがします。

13006 返信 Re:[操体]鎮痛剤 いちご 2006/11/01 00:17
15歳で成人はチト無理でしょうが、近い将来、日本も国際基準の18歳成人になるでしょう。
憲法や少年法の「教育・保護の義務」の調整も必要になってきます。

しかし、ファッション誌のモデルが厚着をすれば、一発で改善されるかも。
今はとくにセレブブーム、貴婦人はドアtoドアで、外を歩かない為、薄着なのですよねー。

教育に強制は必要ですが、外遊びの解放が第一の課題かな。
公園からシーソーがなくなって久しいです。

病は気からといいますが、確かに体調が良くないと気分も滅入ってしまいますね。

13007 返信 [操体]両手水平上げ いちご 2006/11/02 00:10
先日書きましたが、秋祭りの本番がもうすぐです。
ポスターをあれこれと下書きをしているのですが、ごちゃごちゃしてしまって、しかも操体を文章で宣伝するのはとても難しいです。

そこで、イラストにしようと考えました。
このイラストも、なかなかうまく伝わりづらく、一番描き易い般若身経の「両手水平上げ」にしようと考えています。

そこでこの水平上げ、今まで特に気に留めていなかったのですが、どうして「上げにくい側に体重を移動すると、上げ易くなる」のでしょうか。

13008 返信 Re:[操体]両手水平上げ いちご 2006/11/02 00:21
左右屈伸で習う「伸ばす側に体重」の逆の因果関係で「体重の側が伸び易い(≒上がり易い)」ということかな…

13009 返信 Re:[操体]両手水平上げ 遊風 2006/11/02 08:12
>般若身経の「両手水平上げ」
> そこでこの水平上げ、今まで特に気に留めていなかったのですが、どうして「上げにくい側に体重を移動すると、上げ易くなる」のでしょうか。
> 左右屈伸で習う「伸ばす側に体重」の逆の因果関係で「体重の側が伸び易い(≒上がり易い)」ということかな…

1.片方に体重を移すと、その側が伸びやすい(上下方向)

という自然則の他に

2.片方に体重を移すと、そちらのほうに向きやすい(左右捻転)
3.片方に体重を移すと、反対側に曲げやすい(左右側屈)

腕を水平に上げるという動作は、背骨に対しては左右側屈の動きが主で
それに少し上下方向が加わっていると思います。

それで、3.が主の理由でそれに1.が加わっていると考えるのが妥当かな
と思いました。

ヒトは魚から進化した脊椎動物なので、動きを考える時には
その動作が背骨にどういう動きをもたらすか考えていくと、
自然則がその動きにどう関係しているか解りやすいと思います。


13010 返信 Re:[操体]両手水平上げ いちご 2006/11/03 00:00
> 1.片方に体重を移すと、その側が伸びやすい(上下方向)
>
> という自然則の他に
>
> 2.片方に体重を移すと、そちらのほうに向きやすい(左右捻転)
> 3.片方に体重を移すと、反対側に曲げやすい(左右側屈)
>
> 腕を水平に上げるという動作は、背骨に対しては左右側屈の動きが主で
> それに少し上下方向が加わっていると思います。
>
> それで、3.が主の理由でそれに1.が加わっていると考えるのが妥当かな
> と思いました。
>
> ヒトは魚から進化した脊椎動物なので、動きを考える時には
> その動作が背骨にどういう動きをもたらすか考えていくと、
> 自然則がその動きにどう関係しているか解りやすいと思います。

ありがとうございました。
推測がそう遠くはなかったので、良かったです。

魚といえば、明日岩魚釣りに行ってきます。(笑

13011 返信 Re:[操体]両手水平上げ 遊風 2006/11/03 08:30
> 魚といえば、明日岩魚釣りに行ってきます

いいなぁ。私も昔したことあります。
一番大きいのは北海道の沢で釣った30cmを越えるもの。
大きな蕗の葉っぱにくるんでたき火の傍に置き、蒸し焼きにしたら
美味しかったです。

13012 返信 Re:[操体]両手水平上げ いちご 2006/11/04 01:21
> いいなぁ。私も昔したことあります。
> 一番大きいのは北海道の沢で釣った30cmを越えるもの。
> 大きな蕗の葉っぱにくるんでたき火の傍に置き、蒸し焼きにしたら
> 美味しかったです。

すごいですね!
私はいつも放流してもらうのですが、今日は水が少なくてあまり釣れませんでした。
魚の姿がはっきりと見えるのに、そういう状況では釣りにくいといいますが、その通りでした。

13013 返信 Re:[操体]両手水平上げ 遊風 2006/11/04 15:35
>すごいですね!

私も本州では殆ど釣れなかった程度の腕ですが、
北大出身の方と一緒に北海道の沢に行ったら、沢山釣れました。
岩魚が一杯で人が少ない処だったからでしょう。

> 私はいつも放流してもらうのですが、今日は水が少なくてあまり釣れませんでした。
> 魚の姿がはっきりと見えるのに、そういう状況では釣りにくいといいますが、その通りでした。

「朝まずめ、夕まずめ、雨上がり」だったかな。

13015 返信 [操体]石巻市操体講習会1 はりぃ 2006/11/08 23:47
コーンせんせの講習会にヤジウマしてきました(^^)
今まで河北町だったのが、合併により石巻市になったんですね〜
前回参加させていただいてから三年ぶりかな
時の経つのは早いものです(^^)

知らない人のためにチラッと解説しますと
石巻市(元河北町)の保健師さんが、
市民を対象に健康講座として開催しているもので
だいぶ長いこと続いているんですよねぇ
今回は合併後初の講座と言うことでした

前回参加させていただいて、すげぇなぁと思ったのは
操体を全く知らない素人さん(ほとんど年配の方)に
その場で簡単な操法をしてみて、体が変わったことを確認し
「あとはうちに帰ってやってみてねぇ」までの時間が5分!

操体って簡単なんだヨォ
こんなことだけで体は良くなるんだヨォ
ウソかホントか試してミロォ
という講座です(^^)

13016 返信 [操体]今先生の講習会 絹雲 2006/11/09 21:59
11月8日河北町で今先生の講習会に参加しました。
操体の紹介で始まり、多くの出席者は聞き入りました。
息・食・想・動・環の説明です。

この5つは関連しているのだと強く感じました。
話を聞いたり、本で読んだり、人に話したり、
何十回も、もしかしたら100回以上も認識した事。
5つは繋がっているとの話にインパクトを受けました。

この事を自分では「5連動」と命名しました。
が、これは私だけの表現です。

13017 返信 Re:[操体]石巻市操体講習会1 はりぃ 2006/11/09 22:09
> 操体を全く知らない素人さん(ほとんど年配の方)に
> その場で簡単な操法をしてみて、体が変わったことを確認し
> 「あとはうちに帰ってやってみてねぇ」までの時間が5分!

これって 私にとっての理想のスタイルの一つなんですよねー(^^)

臨床のプロとしての私は、操体で「治療」することを目指していますが
操体って元々自力治療っていうのがあるじゃないですか
「体ってこんなに簡単に変わるんだよ」ということを伝えて
「へぇー面白い」と思ってヤジウマしてもらう
「気がついたら体が良くなっていましたー」というのは良いですね(^^)

今の私の話術?では、患者さんはやってみてくれないんですよ
「やってみたけどせんせぇからやってもらった方が気持ちがイイ」とのこと
まだまだ未熟なんですよねぇー(^^)

また、治療家としての部分でも、短時間で最低限の操法をして
効果を出すというのは理想です(^^)

それに操体がどんなに良いものでも、一般の人に伝わらないと
お客さん来ないですしねー(^^)
そのうち私自身もこういう一般向け講座をやりたいなーと思っています(^^)

13018 返信 [操体]石巻市操体講座2 はりぃ 2006/11/09 22:57
私は堅苦しい講座とかってとても苦手なんですが
コーンせんせの講座はいつ行っても気楽で楽しいですね(^^)
参加者に笑いが絶えないんです(^^)

スゴイなぁと思うのは、自分が一方的にしゃべるんじゃなくて
かならず参加者の声を聞くんですよ

「何かわかんないことがあったら質問してねぇ」と
40分くらい説明している間に3〜4回は言ってますし
話しやすい雰囲気を作っているので
参加者の方も気軽に話しをしてくるんですね

今回もなかなか良いリアクションをしてくれるおばちゃんがいて
なかなか面白かったです(^^)
普通の講座だったら、トラブルと判断して焦るところなんでしょうが
あのおばちゃんがいてくれたおかげで面白かったんですよね(^^)

本当は今回それを一番書きたいのですが文章が出てきません
もう少し熟成を待ちましょう(^^)

13019 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 いちご 2006/11/10 00:04
> 普通の講座だったら、トラブルと判断して焦るところなんでしょうが

参加していないので、どんなんか分からないけど、頭で思う(思い込んでる)快適と、体が示す快適とが違う人には、伝えるのが難しそう。

先月放送のNHKの番組で(ためしてガッテン)、リラクゼーションが流行っているけど、リラックスしているのは、なんとなく気分だけで、体は緊張したままだった…という例がたくさんあったんです。

13020 返信 Re:[操体]今先生の講習会 はりぃ 2006/11/10 01:08
絹雲さん>
> 11月8日河北町で今先生の講習会に参加しました。

おぉ! 初書き込みおめでとうございます(^^)
昨日はお疲れさまでした(^^)

毎月の講習会とも違って、一般の方向けの講習会って
より易しい言葉で説明されるのでわかりやすいですよね

最後の実技練習の時間で、何か教えていたようですが
そのあたりの所も書いてもらえると嬉しいです(^^)

13021 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 はりぃ 2006/11/10 01:09
はりぃ>
> > 普通の講座だったら、トラブルと判断して焦るところなんでしょうが

いちごさん>
> 参加していないので、どんなんか分からないけど、頭で思う(思い込んでる)快適と、体が示す快適とが違う人には、伝えるのが難しそう。

私がトラブルと書いたのは、トンチンカンな質問が来て
普通なら焦って答えに詰まるという意味だったんですけどね(^^)
それはまぁ 置いといて


今回モデルになった方の中には、いちごさんが言われたように
コリを押しても痛みを感じなかったり
動診でも感覚がわからなかったり
もちろん操法で快適感覚がなく
体が緩んでも感じないという方もおられました(^^)

講習が終わってから、絹雲さんが
「あの方は難しかったんじゃないですか?」と
コーンせんせに言ってましたが
感覚のわからない人は別にそれで良いんですよ
体が変われば意識が変わるんです(^^)
その時すぐにわからなくても良いんです(^^)

今勤めている店の同僚で、初めて私が操体をしたときに
ゴリゴリの膝ウラのコリがあったのに痛みを感じなくて
操法をやっても「よくわからない」と言っていた人が
1年半たった今では体の感覚に敏感になりました(^^)

痛みを感じられない人は、痛みを感じられるようになったときに
気持ちよさもわかってきたりするんですよねー(^^)


> 先月放送のNHKの番組で(ためしてガッテン)、リラクゼーションが流行っているけど、リラックスしているのは、なんとなく気分だけで、体は緊張したままだった…という例がたくさんあったんです。

私は見ていないのですが、同僚からこの話を聞いて
良くない番組だなーと思いました(^^)
とりあえず気持ちよければいいじゃん(^^)
満足している人にわざわざ水をさすようなことを言う必要はないと思います

私は前述のように、本人は何も感じていなくても
体は緩んでいるという施術を目指しています(^^)v

13022 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 遊風 2006/11/10 09:02
> はりぃさん>
> 感覚のわからない人は別にそれで良いんですよ
> 体が変われば意識が変わるんです(^^)
> その時すぐにわからなくても良いんです(^^)

そうですね。
体が変われば無意識が変わる、
普通に心で思っているレベルの意識が変わるのが一番遅いですね。
>
> 今勤めている店の同僚で、初めて私が操体をしたときに
> ゴリゴリの膝ウラのコリがあったのに痛みを感じなくて
> 操法をやっても「よくわからない」と言っていた人が
> 1年半たった今では体の感覚に敏感になりました(^^)

これは、麻痺のほうかな。
麻痺もヒトの基本的能力の一つだから、
痛みを感じる事が生きていくためにマイナスになる状況では
麻痺も起こったほうが良いわけだからかなと思います。
体が或る程度整って、痛みを感じても生きるためにマイナスでない
状況になれば感じるという事かなと思っています。

あと痼りは有るけど痛みを感じないケースには、麻痺ではなくて
痼りが有ることが生きることのマイナスにならない場合もある
ような気がしています。
>
> > 先月放送のNHKの番組で(ためしてガッテン)、リラクゼーションが流行っているけど、リラックスしているのは、なんとなく気分だけで、体は緊張したままだった…という例がたくさんあったんです。
>
> 私は見ていないのですが、同僚からこの話を聞いて
> 良くない番組だなーと思いました(^^)
> とりあえず気持ちよければいいじゃん(^^)
> 満足している人にわざわざ水をさすようなことを言う必要はないと思います

でもさ、凄く高い処でそういう処もあると聞きますので
それなりに番組の意味もあったのでは。
>
> 私は前述のように、本人は何も感じていなくても
> 体は緩んでいるという施術を目指しています(^^)v
>
私は、操体最中に息が深くなるか、お腹に息が入るかどうか
で効果が出そうかどうかを判断してますけど、
その判断で、たいてい体が緩むという目的は達成されますが
受け手の方ご本人が気持ち良さとして感じるかどうかは様々です。

13023 返信 Re:[操体]石巻市操体講習会1 遊風 2006/11/10 09:23
> > 操体を全く知らない素人さん(ほとんど年配の方)に
> > その場で簡単な操法をしてみて、体が変わったことを確認し
> > 「あとはうちに帰ってやってみてねぇ」までの時間が5分!
「体ってこんなに簡単に変わるんだよ」ということを伝えて
> 「へぇー面白い」と思ってヤジウマしてもらう
> 「気がついたら体が良くなっていましたー」

そうですね。
一人操体でもそうですけど、二人操体でも面白いですね。

まるで操体を知らない方に二人で組んでもらって、
膝裏の痼りやお腹の痼りなどを確認してもらってから、
やり方だけ伝えて、その場でやってもらって結果を出してもらうと、
えーっと言う顔をしているけど、凄く操体に興味を持って貰えますね。

こういう場合、気持ち良さだけだと確認が難しいというか、
本当かなと思う方も出ますけど、
痼りが消えたり、可動域制限が改善するという、
目で見て手で触って解る事が違うと納得しやすいみたいですね。

動きやカワも面白いけど、三浦先生の言う点の渦状波なんかも
始めての方でもその場で出来てしまう方が結構いるので面白いです。

後一つやりたいのは、
私は、大勢で集まれたら、20人か30人くらいですが、
みんなで一緒に操体してみたいです。

数年前に操体を伝えていた時は、同じ言葉の誘導で、
10人くらいの方が全部違う操体になるような事はできました。
でも一人一人は離れていました。

いま考えているのは、20人くらいの方が手を繋いで一緒に
操体して、それぞれ一人一人が気持ちよくなれるような操体が
できないかなーと言うことです。
案は出来てきたので、大勢集まれた時にヤジウマしたいです。

13024 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 はりぃ 2006/11/10 10:08
いちごさん>
> > > 先月放送のNHKの番組で(ためしてガッテン)、リラクゼーションが流行っているけど、リラックスしているのは、なんとなく気分だけで、体は緊張したままだった…という例がたくさんあったんです。

はりぃ>
> > 私は見ていないのですが、同僚からこの話を聞いて
> > 良くない番組だなーと思いました(^^)
> > とりあえず気持ちよければいいじゃん(^^)
> > 満足している人にわざわざ水をさすようなことを言う必要はないと思います

遊風さん>
> でもさ、凄く高い処でそういう処もあると聞きますので
> それなりに番組の意味もあったのでは。

そうですね 意味がないと言うことではありません
テレビで言ったことを鵜呑みにする人が多いので
いちおう反対意見を言ってみました(^^)

ちゃんとわかっていて冷静に判断できる人ばかりならいいのですが
患者さんでも同業者でも、テレビでこう言っていたという
生半可な知識を振りかざして譲らない人もいるんですよ(^^;)

テレビでモデルになった方は緩まなかったかも知れませんが
緩む人もいると思うんです
このやり方は緩まないというイメージを植え付けてしまうことが
果たして良いのかどうかと言う疑問があります


それに心がリラックスするだけでも良い場合もありますよね(^^)
例えば15分コースで、1年ぶりでいらしたガチガチのお客さんを
緩めろと言われてもやりきれないことがあります
てゆうか 無理(^^;)

せいぜいお客さんが揉まれたがっているところを
グリグリと押して、人に手をかけてもらった気持ちよさと
操体で膝ウラの激痛が劇的に消えるのを味わってもらうことで
何となく良くなったような気になってもらえばいいかなーと
思いながらやっています(^^)

13025 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 遊風 2006/11/10 17:45
>はりぃさん>
> テレビでモデルになった方は緩まなかったかも知れませんが
> 緩む人もいると思うんです
> このやり方は緩まないというイメージを植え付けてしまうことが
> 果たして良いのかどうかと言う疑問があります
>
私が見ていたのが同じ番組だとすると、
そういう感じの持って行き方では無かったような記憶ですが。
>
> それに心がリラックスするだけでも良い場合もありますよね

そうなんですが、あの番組で行っていたのは、
心がリラックスするかという感じのチェックではなく、
効いた感じがするかというチェックだったような記憶があり、
心がリラックスしたかどうかも疑問な点が残ります。
それでも効いた感じが一瞬してしまうのが問題かなー
と思いました。

はいぃさんも書いているように、TVとかの情報の影響が凄くて
飲食店でも有名な処の物は旨いと思ってしまうという感じ
を伝えたかったように思いました。

この辺りは、
体が感じている事を心で思えないという「想」の問題なので、
根は深いかも知れないなという気がします。
>
> せいぜいお客さんが揉まれたがっているところを
> グリグリと押して、人に手をかけてもらった気持ちよさと
> 操体で膝ウラの激痛が劇的に消えるのを味わってもらうことで
> 何となく良くなったような気になってもらえばいいかなーと
> 思いながらやっています

そうですね。
まぁ、でも15分でも息が深くなる時間があれば、
副交感神経優位にはなっていると思うので、
なんらか、少しかも知れないけど、体の歪みは改善していると
思っても良いのではという気もします。

13026 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 はりぃ 2006/11/10 20:10
> >はりぃさん>
> > このやり方は緩まないというイメージを植え付けてしまうことが
> > 果たして良いのかどうかと言う疑問があります

遊風さん>
> 私が見ていたのが同じ番組だとすると、
> そういう感じの持って行き方では無かったような記憶ですが。

私は見ていないので何とも言えないのですが
見た人が話していた内容を聞いていると
○○○は緩まないんだってさーという感想だったのです
作った側の意図はどうあれ、そう受け取る人もいるんですよね


他に見た人はどんな風に受け取られたのでしょうか?
いちごさん いかがでしたか?

13027 返信 [操体]今先生の講習会1 絹雲 2006/11/11 00:01
今先生の問い掛けに、参加者から面白い話がありました。
食べるのは良いが、作るのは嫌。
食べないのは働くより辛い。
私が出掛けるのをお爺さんが嫌がる。等等
笑いの中でぽんぽん話が出てきました。

60代と思われる女性はお爺さんが自分に対して
ああだ、こうだと今先生に話しかけます。

今先生は、一寸肩を15秒ぐらい揉んでやりなさい。
女性はお爺さんが聞き入れないのだと、いろいろ話す。今先生はそれでも寂しいのだから3秒でも良いから「さすって」やりなさいと。

ここで他の参加者からお爺さんは旦那さんですか?
の質問に→そうです。納得と笑いが会場に流れました。
15秒から3秒まで短縮したのも、最初から先生は
旦那だと知っていたのでしょう。

こうなると会場の雰囲気は先生の思い通り、この女性
にお爺さんと散歩でもと誘い水を。女性は散歩すると
左腰が痛くなり出来ないと訴える。
今先生はどれどれここに来て上向きに・・・・

13028 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 いちご 2006/11/11 00:43
> 他に見た人はどんな風に受け取られたのでしょうか?
> いちごさん いかがでしたか?

決してリラクゼーションを否定するのではなく、体ほぐしに効いているように感じていても、緊張度は変化がなかった。
ではどうすれば良いか。
筋肉には緊張をほぐす「スイッチ」があり、それをOFFにするコツをつかみましょう…みたいな進行でしたよ。

ヨガの例もあって、先生と同じように動いても、緊張がほぐれない。これにも、やり方のコツがあるんです。
へぇ〜ガッテンガッテン。という紹介。

操体も、手だけを挙げているように見えても、実はノビをする要領だったり、コツがありますよね。
知らない人は、手だけを挙げようとして「これが噂の操体法か。
だったら、効いているに違いない。効いているんだー」なんて、ソノ気になっているだけかもしれない。

違うよ。もったいない。コツを教えましょう。
…みたいな。

リラクゼーションやっても、あまり改善しない人の為の「コツ指南」って感じかな。

13030 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 いちご 2006/11/11 01:20
> ○○○は緩まないんだってさーという感想だったのです
> 作った側の意図はどうあれ、そう受け取る人もいるんですよね

残念だけど、そう受け取る人もいたかもしれませんね。
○○○の部分は、本当は特定の固有名詞ではないのだけど、番組構成上どうしても冒頭に、何かの例を使っての問題提起が必要ですからねぇ…。

遊風さんがフォローくださったように、心のリラックスをテーマにしたものではなく、あくまでも体の改善、よりよい改善法でした。

そういえば、またテレビネタですが(笑)、心のリラックスも「バランス調整」が肝心で、現代人は大抵「恐怖感」を与えるとリラックスするのだそうな。
もちろん、個人差はあるし、恐怖感といっても安全確保の上での適度なものですが。

原始の時代からすると、恐怖を感じる事が少なくなり、たとえばホラー映画やジェットコースター等で疑似体験をすると、心のバランスが取り戻せるそうな。
あ、久しぶりにバイオハザードしようかな(ホラーゲーム)。笑

でも、お年寄りには無理かな。

13031 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 はりぃ 2006/11/11 07:33
いちごさん>
> 操体も、手だけを挙げているように見えても、実はノビをする要領だったり、コツがありますよね。

> リラクゼーションやっても、あまり改善しない人の為の「コツ指南」って感じかな。

なるほど 納得です(^^)
コツは確かにありますよねー
ちっちゃなコツを沢山積み重ねることで効果が出せるんだと思う
上手い先生は一つの操法をやるのにも
何十というコツを無意識のうちに使っているんだなー(^^)
それを盗むのが弟子の醍醐味です(^^)v

13032 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 遊風 2006/11/11 07:55
>現代人は大抵「恐怖感」を与えるとリラックスするのだそうな。
> もちろん、個人差はあるし、恐怖感といっても安全確保の上での適度なものですが。
>
これは、解りますね。

昔ロッククライミングをしていて、
上からロープで吊されてるから大した怪我はしないと解っていても、
他のことを考えているゆとりはないので、
終わった後は、心はスッキリというか、
クライミングする前の数日、心に淀んでいたものは消えている
という感じでした。

ただ、恐怖でなくても、
他の事が心に浮かばないくらい夢中になれれば
なんでも良いような気がします。

心がリラックスしないのは、
同じ言葉の連なりが心の中で堂々巡りをしているからみたいな気がしてます。
堂々巡りを止められるか、違う言葉に繋がるようなきっかけが
あるとリラックスしやすいように思います。


13033 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 遊風 2006/11/11 08:08
> ちっちゃなコツを沢山積み重ねることで効果が出せるんだと思う
> 上手い先生は一つの操法をやるのにも
> 何十というコツを無意識のうちに使っているんだなー(^^)
> それを盗むのが弟子の醍醐味です(^^)v
>
そうですね。

私は、三浦先生始め達人の先生方がしているコツで、
達人の先生方が言っていないコツを書き残していきたい、
伝え残していきたいと思って
「操体もくもく」を書いたり、講座をしたりしています。

それと、私は三浦先生に操体を習って、
その期間練習して無かった気功太極拳や野口整体が
以前一緒に習っていた方々や師範の方々がびっくりするくらい
上達していたという経験や

鍼灸を習って細かくツボが取れるようになったら、
その期間練習出来なかくて、しかも
それまでは講習生相手にしか効果を出せなかった点の渦状波が
操体を全然知らない方にも着実に効果出せるようになった
という経験があるので、

操体って、自然則の集まりだなぁと思うし、それがコツだな
と思います。

13034 返信 Re:[操体]今先生の講習会1 はりぃ 2006/11/11 08:20
絹雲さん>
> 60代と思われる女性はお爺さんが自分に対して
> ああだ、こうだと今先生に話しかけます。

面白いおばあちゃんでしたね(^^)
私もこの方のことを書こうと思ったのですが
なかなか文章が出てこなかったのです(^^)



参加者「私は(健康のために)歩こうと思うんだけれども
    このあたり(たぶん左臀部だったと思う)が痛くて
    突然歩けなくなるんですよー」

コーン「痛いって言うことは体が歩きたくないってことなんだなぁ
    まずは痛みがなくなってから散歩するようにすればいい
    別に散歩じゃなくても何か好きなことはないのかなぁ?」

参加者「ゲートボールとかいろいろやりたいことがあるんだけど
    じいちゃんが反対するんでできないんです
    一緒に行こうと誘っても嫌いなんで出てこないんです」

コーン「じいちゃん一人にされると寂しいんださー
    そういうときは肩でも撫でてやればいいんだぁ(^^)
    こんな感じで触ってもらうと喜ぶよー」
    (と ばあちゃんの肩を撫でる)


参加者「じいちゃんにもリハビリをしろって言ってるんですけどねぇ」

コーン「リハビリは押しつけられると不快なんだな
    (こんな風に撫でたりして)気持ちよくしてあげればいい
    気持ちよさは人にもうつるからね
    自分だけ気持ちよくなるのは難しい
    周りも気持ちよくしていかないとね」

とまぁこんな感じだったかな?
順番が微妙に違うのは勘弁してください(^^)
うろ覚えなもんで

13035 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 プル 2006/11/11 10:10
最近流れが早いので、ちょっと龜レスれすが。(^^ゞ

>>No.13024:はりぃさん
>例えば15分コースで、1年ぶりでいらしたガチガチのお客さんを
>緩めろと言われてもやりきれないことがあります
>てゆうか 無理(^^;)

普通はそう思いますよね。
15分で、なんて無理、無理って。
ぼくもそう思ってました。

数年前、友人が駅前に治療院を開業し「人手が足りないので、週一回で良いから」と頼まれて助っ人に行った時。
さすが駅前の治療院、しっかりと15分のお手軽お試しコースがあり。
15分ではとても無理だとは思ったのですが、サクっとやれるので案外楽しいかもと思い返し。
担当したのは飛び込みの患者さんばかりでしたが、意外や意外。
患者さんの主訴に応じて、ポイントを絞って短時間集中でやるのもかなり効果的でした。
体全体のゆるみ方も、1時間と同程度くらい。
(診断は、普段は顔と体全体の表情や勢い + 指揉みとゆらしで診るのですが、15分コースの時は指揉みは無し。)

この15分コースっていうヤツ。
治療のポイントを絞ることや、集中して触れる密度を高める練習には最適ではないか、と思ったことでした。

>せいぜいお客さんが揉まれたがっているところを
>グリグリと押して、

揉むことやマッサージすることが、刺激になっていたら緩みませんよね。
刺激ではなくて、揉むところ、触れるところすべてをツボにしちゃえば。
ツボというか「あぁ、そこそこ」みたいな阿是穴にしちゃえば、けっこう呆気なくゆるみますもんね。

表層の凝りや澱みは、その質感がシッカリと実感出来るように、餅をこねるように表層でじっくりと揉み。
深層の凝りは、体の部分それぞれの中心に向かって、その硬度に応じて硬さが実感できるように入っていく。
無感覚だったり鈍かったりした澱みや凝りが、施術者の手や指に実感をもってその質が理解されれば、それは同時に患者さんにも実感される訳で(阿是穴)、そうすれば体は自然にゆるみます。

って、これは操体の基本でしたね。

1・A=歪み(こり、しこり)
     ↓
2・B=感覚異常(苦痛、つっぱり感 etc)+(A)'
     ↓
3・C=機能異常(肩が動かない、下痢 etc) +(A)"+(B)'
     ↓
4・D=器質破壊(胃潰瘍 etc)+(A)'"+(B) "

無感覚や感覚の鈍さなどの「感覚異常」を、按摩やマッサージで瑞々しく蘇らせる。
感覚の目を覚ます。

感覚の覚醒→歪みや凝りの正常化

みたいな感じでしょうか。

操体的按摩、操体的マッサージで感覚の目を覚ましてあげれば、15分でも充分治療が出来るかもです。

レッツ・トライ!(^^)/

13037 返信 Re:[操体]今先生の講習会1 コーン 2006/11/11 10:59
絹雲さん>
> 今先生の問い掛けに、参加者から面白い話がありました。
> 食べるのは良いが、作るのは嫌。
> 食べないのは働くより辛い。
> 私が出掛けるのをお爺さんが嫌がる。等等
> 笑いの中でぽんぽん話が出てきました。
>
> 60代と思われる女性はお爺さんが自分に対して
> ああだ、こうだと今先生に話しかけます。
>
> 今先生は、一寸肩を15秒ぐらい揉んでやりなさい。
> 女性はお爺さんが聞き入れないのだと、いろいろ話す。
> 今先生はそれでも寂しいのだから3秒でも良いから
>「さすって」やりなさいと。
>
> ここで他の参加者からお爺さんは旦那さんですか?
> の質問に→そうです。納得と笑いが会場に流れました。
> 15秒から3秒まで短縮したのも、最初から先生は
> 旦那だと知っていたのでしょう。
>
> こうなると会場の雰囲気は先生の思い通り、この女性
> にお爺さんと散歩でもと誘い水を。女性は散歩すると
> 左腰が痛くなり出来ないと訴える。
> 今先生はどれどれここに来て上向きに・・・・

絹雲さんの文章、あったかいですねー。(^-^)

自分でしゃべったことなのに、こうして書いてもらうとあの時の
状況が蘇ってきて、ついクスクスと笑って読んでしまいました。(^-^)

ありがとうございます。
つづきが楽しみです。(^-^)


13038 返信 [操体] だるま 2006/11/11 14:53
お久しぶりでーす。体調が思わしくなかったので掲示板を見れませんでした。 少しの間にいろいろな事が載っていてビックリしましたが、どれもためになる文章でした。

最近、人に自分の伝えたい事が伝わった時と伝わっていない時が明確に分かってきたような気がします。これは相手に操法する時、私が相手に言った言葉と相手がその言葉にどのように答えているか? 以前より、じっくり見れるようになったからだと思います。
伝わっていない事が、悪いのではなく、むしろ課題が分かったことで、野次馬的工夫・発想が出てくるようになったと思います。
それにしても、高校生に操体を伝える事が今の一番の課題です。
60点から70点取れる様な授業をしたいですね。

それから、コーン先生の次の石巻講習会、野次馬してきまーす。


13039 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 はりぃ 2006/11/11 20:37
> >>No.13024:はりぃさん
> >例えば15分コースで、1年ぶりでいらしたガチガチのお客さんを
> >緩めろと言われてもやりきれないことがあります
> >てゆうか 無理(^^;)

プルさん>
> この15分コースっていうヤツ。
> 治療のポイントを絞ることや、集中して触れる密度を高める練習には最適ではないか、と思ったことでした。

えーと これはわかります
15分コースが一番実力を問われるので面白いですね(^^)


> 揉むことやマッサージすることが、刺激になっていたら緩みませんよね。

え! そうなんですか?

えーと 大変申し訳ないんですけど
私にとって揉むっていうのは、患者さんが望むので仕方なくやっている
サービスって言うイメージが未だに強いんです
刺激じゃダメなんですか・・・

患者さんの望む強さで揉んでいると、私は体が壊れるんですよね
この掲示板に書き込むようになってから、先生方にアドバイスを受けて
体の使い方はだいぶ上手になったと思うのですが
今日もも指や腕をはじめ、全身に力が入らなくて
正直なところ、一日も早くマッサージをしなくても
患者さんに満足していただけるような治療ができることを心から願っています

どうしても知りたいことがあるんですけど
「治療」とか「マッサージ」っていうのは
体の動かない障害者でもできるものなんでしょうか?
やればやるほど私には無理のような気がしているのです

実際にやっている方にアドバイスいただけると嬉しいんですけどねー
この痛みに耐えながらやらなくてはいけないのか
あるいはもっともっと上手になれば痛まなくなるのかということです


> 刺激ではなくて、揉むところ、触れるところすべてをツボにしちゃえば。
> ツボというか「あぁ、そこそこ」みたいな阿是穴にしちゃえば、けっこう呆気なくゆるみますもんね。

そうなんですかー
うーん この感覚は私にはまだワカラナイです
未熟者ですみません


> 表層の凝りや澱みは、その質感がシッカリと実感出来るように、餅をこねるように表層でじっくりと揉み。
> 深層の凝りは、体の部分それぞれの中心に向かって、その硬度に応じて硬さが実感できるように入っていく。
> 無感覚だったり鈍かったりした澱みや凝りが、施術者の手や指に実感をもってその質が理解されれば、それは同時に患者さんにも実感される訳で(阿是穴)、そうすれば体は自然にゆるみます。

> 操体的按摩、操体的マッサージで感覚の目を覚ましてあげれば、15分でも充分治療が出来るかもです。
>
> レッツ・トライ!(^^)/

へーい やってみやす(^^)
オレにはヤジウマしかないっすからねー(^^)

13040 返信 [操体]今先生の講習会2 絹雲 2006/11/11 20:47
上向きで膝を立てた女性の膝裏に手を当てた今先生。参加者(30人ほど)は円形に囲んで二人を見守る。

今先生は右手を挙げて、はい今度は挙げた手を目で見て、女性は今先生の言う通り、体を動かすこと3〜4回。痛い方は動かしたくないでしょう。どうして分かるの?先生だから分かるの。大きな笑いが会場に。

今先生の立って歩いてみての、かけ声で女性は歩き始める。左の腰に手を当て「あら痛くないわ」と言いながら。参加者は驚きと、本当なのか?のどよめきの中、女性はポーズを取る歩き方になりました。

モデル3人に操体実演、終えた時は20時を過ぎていました。次に参加者全員で操体です。(秋田県に行きますので次回は3日後に報告します。)

13042 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 プル 2006/11/12 10:10
>えーと 大変申し訳ないんですけど
>私にとって揉むっていうのは、患者さんが望むので仕方なくやっている
>サービスって言うイメージが未だに強いんです

む〜。
仕方なくやってるサービスですか……。(^^;

マッサージも按摩も操体も、みな同じ手技療法だし。
みな同じ「触れる」技だと思うのですが。

>刺激じゃダメなんですか・・・

ダメ、という訳でもないのだろうけれど。
実際、ほとんどのマッサージ屋さんのそれは刺激だから。

>「治療」とか「マッサージ」っていうのは
>体の動かない障害者でもできるものなんでしょうか?
>やればやるほど私には無理のような気がしているのです

「出来ないんじゃないか」という前提で仕方なくやっていたら、けっこう難しいように思いますが。
「出来るかも」という前提で、プロ意識を持って探求していけば、必ず出来ると思うです。

触れて、患者さんの体の感触を「知りたい」という想いがあれば、かなり簡単にあっけなく上手になりますよ。
意識の持ち方いかんでは、その歩む先はかなり違って来ます。
一般的なマッサージ屋さんの多くは、明後日の方向を向いているようにぼくには思えますが。

操体的にすべてを捉えたら、ものすごくシンプルですよ。
按摩もマッサージも。
決して患者さんを操作したり矯正したり屈服させたり、刺激を与えたりするのではなくて。
「聞き分ける」ように「尋ねる」ように触れるだけ。
「揉む」とか「治す」とか「気持ちよくさせる」という意識ではなくて。

普通の人にとって「触診」は難しいかも知れませんが、はりぃさんは触診は得意ですよね。
なので、按摩やマッサージのいわゆる「揉む」という行為を、操体でもやっている「触診」だと意識してみるのは助けになるかも知れません。
手や指を患者さんの体に沈めていく時は、「抵抗」や「支え」と同じような感覚で。
実際、ぼくが臨床で行っている按摩のすべては「触診」の連続でしかないです。
ほら、東洋医学は「診断即治療」って言いますよね。
単にそれを実際にやってみるだけなのです。

>この痛みに耐えながらやらなくてはいけないのか
>あるいはもっともっと上手になれば痛まなくなるのかということです

ぼくは脳天気な健常者なので(^^ゞ、その痛みの実際は伺い知れませんが。

昔、川崎のサウナでバイトしていた頃。
50分コースを一日に20人とかこなしていた時もありました。
ヤ○ザさんとか強揉みきぼんぬな人が多くて。
仕事が終わってお風呂に入っても、両手を湯船に入れることが出来なかったです。
指が腫れて痛くて。

指の痛みと格闘しながら仕事をしていた訳ですが、ある日、「ぼくは何がしたいんだっけ?」とフト思ったことでした。
「あ、そか。体の感触が知りたいんだったっけ。」と気付き。
指の痛みに焦点を当ててそれと格闘するのを止め、感覚としては指の痛みの先にある、患者さんの体の感触に焦点を当てるようにしました。
それ以来、指の痛みはあるものの、前より全然気にならなくなったです。
それだけではなくて、全身の疲れ具合や緊張が激減しました。

痛みをこらえて「痛いのに我慢してやってやってるんだ」という姿勢で行っていると。
そこには強い葛藤と憤りや怒りが充満しており。
治療以前に、慰安という言葉ですら裸足で逃げ出しますゼ、てな状態ですよね。

>オレにはヤジウマしかないっすからねー(^^)

うん。
操体的按摩、操体的マッサージは、好奇心溢れるヤジウマが「体の感触が知りたいっ!」と行う、尋ねるような聞き分けるような手技なのさっ。

13043 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 遊風 2006/11/12 11:37
> >えーと 大変申し訳ないんですけど
> 仕方なくやってるサービスですか……。
> マッサージも按摩も操体も、みな同じ手技療法だし。
> みな同じ「触れる」技だと思うのですが。

そうだよねー。
私もみんなおんなじだと思います。てっいうか、
仙台で、はりぃさん達に操体のコツを教えていたら、
はりぃさんにマッサージを教わったと言われてしまったし。
確かに私のは、患者さんにもマッサージしていると思われてしまう
面がありますが。
>
> >刺激じゃダメなんですか・・・
> ダメ、という訳でもないのだろうけれど。
> 触れて、患者さんの体の感触を「知りたい」という想い

そうですね。
何かしようとする手のうちは、疲れるし効きにくいですね。
受け手の方の体のその時の状態を解ろうとする手のほうが大切。

体の状態が解ったら、今日目の前の方の訴える辛さを変えられる
ポイントを予測し、それに合わせた操体や按摩指圧を選んで
解ろうとする手に少し付け加えていくという感じかな。

私の場合はお腹への息の入り具合を読みながら合わせてますが
力を加える向きを変えるだけで、量は変えなくて良い事も多い
ような気がしています。

> 「聞き分ける」ように「尋ねる」ように触れるだけ。
> 手や指を患者さんの体に沈めていく時は、「抵抗」や「支え」と同じような感覚で。
> 実際、ぼくが臨床で行っている按摩のすべては「触診」の連続でしかないです。
>
この辺りの表現凄く良いですね。さすが、puruさん。

患部は一度痛くした後(痛くされないと納得しない方の場合)
点の渦状波の「沈」にして、関連する遠くの指とかを強くした
ほうが緩みやすい事が多いように思います。
>
> >この痛みに耐えながらやらなくてはいけないのか
> >もっともっと上手になれば痛まなくなるのか
> ぼくは脳天気な健常者なので、その痛みの実際は伺い知れませんが。
>
私も伺い知れませんが、
受け手の方が意識を原始的な快感覚の中へ沈めていて下さると、
強もみを好む方でも弱くても大丈夫という感じがしてます。
あとは、肘や骨空と体重の使い方で強さを演出している処があります。

> 操体的按摩、操体的マッサージは、好奇心溢れるヤジウマが「体の感触が知りたいっ!」と行う、尋ねるような聞き分けるような手技なのさっ。

全身按摩していると、思わぬ処に痼りが発見できたりして面白いです。
15分で行う時でも、患部や関連部位に思わぬ痼りが発見出来たりして
それをどういう操体をしたら取れるかとか考えていくのも面白いです。
そう言う意味で、puruさんの言うように触診としての按摩
という視点は凄く大切だなと思います。

13044 返信 Re:[操体]今先生の講習会2 遊風 2006/11/12 11:40
> 痛い方は動かしたくないでしょう。どうして分かるの?先生だから分かるの。大きな笑いが会場に。
>
この辺りのコーン先生の持って行き方はいつも感心しますね。

13045 返信 Re:[操体] 遊風 2006/11/12 11:46
>これは相手に操法する時、私が相手に言った言葉と相手がその言葉にどのように答えているか? 以前より、じっくり見れるようになったからだと思います。

そうですね。
相手に伝わったかどうか、それも出来たら体に伝わったかどうか
確認しながらやっていくと、効果が出やすいし、短い時間で満足
してもらいやすいですね。

> 高校生に操体を伝える事が今の一番の課題です。
> 60点から70点取れる様な授業をしたいですね。
>
うーん、高校生には余り伝えた経験が無いなぁ。
一番難しいかもしれないし、一番面白いかもしれない。
どういう工夫をしていくか楽しみです。
なにか面白いものが見つかったら教えて下さい。

13046 返信 [操体]早退してきました(^^) はりぃ 2006/11/12 14:06
今日はついに早退して帰ってきました
操体だったらよかったんですけどね(^^)

右手の指から前腕、肘、三角筋、首まで痛くて
施術すると痛みが走るんですね
おまけに腰と障害のある右下肢も痛くて
軽くでも前屈すると腰が突っぱるので押せないんです

他のスタッフは私よりも施術しているのに何ともなくて
なんでオラだけがと思うと悲しくなるので思わないことにします(^^)

プルさん 遊風さん いろいろありがとうございます
ひと眠りしたらレスをつけさせていただきますので
よろしくお願いいたします(^^)

13047 返信 [操体]今先生の講習会 那夢 2006/11/12 15:03
絹雲さんはじめまして。

読んでいて コーンさんの持つほのぼのとした
講習会の空気が伝わって来てとても楽しいです。

続きを 楽しみにしています。(^^)

13048 返信 Re:[操体]早退してきました(^^) 遊風 2006/11/12 15:55
> 右手の指から前腕、肘、三角筋、首まで痛くて
> 施術すると痛みが走るんですね
> おまけに腰と障害のある右下肢も痛くて
> 軽くでも前屈すると腰が突っぱるので押せないんです
>
自分の体重を利用できないのは辛いし難しいですね。

13049 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 はりぃ 2006/11/12 22:22


プルさん
いろいろとアドバイスありがとうございます(^^)

「体の感触」という視点は持ったことがなかったのですが
面白いですねー(^^)

これは手技の技術ということではなくて
施術者自身が相手のコリの感触を楽しむということですか?

例えばカワの操体なら、触れているところの
筋なのかなんなのかよくわからないのですが
髪の毛ほどの細い筋のようなものがモゾモゾと動きながら
自力で緩んでいくのがわかるのですが
そういう感覚を押しながら味わってみると言うことでしょうか?

動きの操体なら、タワメの間の中で相手の動きが
刻々と変わっていくのを味わいながら抵抗の方向や強さを
相手の動きや強さに合わせて微妙に変えていく感覚と
同じととらえて良いのでしょうか?


それからですね とにかく体が痛いんですよ
遊風さんに教わったことでだいぶ楽にはなりましたが
体からは、もうこのやり方は止めるべきだ
という声がずっと聞こえています

操体をやっていると疲れると言うことがないんですよ
それどころか自分も楽になるんですよねー(^^)
でも操体コースのお客さんが来ない・・・(涙)


最後に「触診」についてですが
このごろはほとんど触れるだけでコリや痛みの位置がわかります
この強さで施術するとしたら、カワの操体以外ないんですけど
それでいいんでしょうか?
強揉みのお客さんからのクレームが怖いんですよねぇー

13052 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 いちご 2006/11/12 23:28
> 強揉みのお客さんからのクレームが怖いんですよねぇー

カワをねじるように動かしたり、つまみ上げるような操法なんかは、どうでしょう?

13053 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 はりぃ 2006/11/12 23:41
> > 強揉みのお客さんからのクレームが怖いんですよねぇー

いちごさん>
> カワをねじるように動かしたり、つまみ上げるような操法なんかは、どうでしょう?

そうですねー 強さという点では良いかも知れません(^^)

押すことや揉むことを期待してくる大多数のお客さんに
通用するかどうかはわからないんですよねー


鬼のような形相でクレームをもらったり
金を返せと言われたりしてから、どんどん臆病になってしまって
押す強さだけにこだわっているような気がします

プルさんが言われるようにマッサージとは刺激ではないのでしょうが
お客さんにそれを求められたときにどうしたらいいのか
未だにわからないんですよねー


例えばお客さんが求めていないものだとしても
自分が気持ち良ければいいのでしょうか?
弱揉みなら相手の感触を楽しむことはできると思うのですが
そのことで相手が満足してお金を払ってくれる自信はないんですよぉ

自分の店なら好き勝手やりますが、雇われの身でお客さんが減ったら
申し訳ないですし、指名が落ちて劣等感に苛まれるのは嫌です
売上や歩合も欲しいですしねー

13055 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 遊風 2006/11/13 06:55
> 押すことや揉むことを期待してくる大多数のお客さんに
> 通用するかどうかはわからないんですよねー
>
このごろ強もみをあまり求められていないので
見当違いかも知れないのですが、
力を入れる事と強く押されたい揉まれたいと言うのは違う
ような気がします。

場所柄ゴルフなどスポーツをして疲れた方が多いとも思えないし
どちらかというとデスクワーク系で疲れた方が多いのではないか
なと思っていたのですが、違うかナー。

最初に二通りやってみて、どっちが良いか聞くとか、
少しづつ力をいれないほうに持っていくとかできないかな。
>
> 鬼のような形相でクレームをもらったり
> 金を返せと言われたりしてから、どんどん臆病になってしまって
> 押す強さだけにこだわっているような気がします

向き不向きはあるので、向いた人に回しても、
はりぃさんに向いた方が増えるとかしないかな。

はりぃさんの体が疲れるのは、
嫌だけど我慢して行っているという「想」の問題が絡んでいる
ような気もします。

自分に無理の無い範囲で受け手の方に合わせるというのは
按摩でも操体でも同じ様な気がします。

手段が治すわけではなくて、
相手の方のその時の体の状態に合った事をすれば
お腹に深く息が入って、
その状態をしばらく続ければ、たいてい痼りは消えますので。
>
> プルさんが言われるようにマッサージとは刺激ではないのでしょうが
> お客さんにそれを求められたときにどうしたらいいのか
> 未だにわからないんですよねー
>
相手の方が求めているのかなーという気も少しします。
> 例えばお客さんが求めていないものだとしても
> 自分が気持ち良ければいいのでしょうか?
> 弱揉みなら相手の感触を楽しむことはできると思うのですが
> そのことで相手が満足してお金を払ってくれる自信はないんですよぉ
>
> 自分の店なら好き勝手やりますが、雇われの身でお客さんが減ったら
> 申し訳ないですし、指名が落ちて劣等感に苛まれるのは嫌です
> 売上や歩合も欲しいですしねー
>

13058 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 プル 2006/11/13 13:54
こんちわ、はりぃさん。
No13053の遊風さんへのレスへの横レスから。

>鬼のような形相でクレームをもらったり
>金を返せと言われたりしてから、どんどん臆病になってしまって
>押す強さだけにこだわっているような気がします

>プルさんが言われるようにマッサージとは刺激ではないのでしょうが
>お客さんにそれを求められたときにどうしたらいいのか
>未だにわからないんですよねー

お客さんの求めるものは、言葉通りの「強く押せ」ではないのではないか、と。
そして、感覚的に推し量ってみても、刺激を求めているのでもないと思うのです。

お客さんの求めているものは。
「くぅ〜、じっくりと揉んでもらったあ」
「いやぁ、効いたあ」
という、揉んでもらったという確かな『実感』なのだと思います。
ぼく自身が揉まれるとしても、そのように確かな実感が得られる按摩を望みます。

>「体の感触」という視点は持ったことがなかったのですが
>面白いですねー(^^)
>
>これは手技の技術ということではなくて
>施術者自身が相手のコリの感触を楽しむということですか?

うん。
それは確かに愉しみですが、その前に知りたいというヤジウマ根性というか好奇心、かもです。

>髪の毛ほどの細い筋のようなものがモゾモゾと動きながら
>自力で緩んでいくのがわかるのですが
>そういう感覚を押しながら味わってみると言うことでしょうか?

>動きの操体なら、タワメの間の中で相手の動きが
>刻々と変わっていくのを味わいながら抵抗の方向や強さを
>相手の動きや強さに合わせて微妙に変えていく感覚と
>同じととらえて良いのでしょうか?

はりぃさんが挙げてくれたのは、患者さんの体の動きを感じ取る、ですよね。
按摩やマッサージでは、施術者側から体の感触を聞き取りに行く、感じ取りに行くという、はりぃさんが挙げてくれた例よりも能動的になるように思います。
くつろいでいる患者さんの体に触れて、指を沈めて、揉むように動かしながら、そしてその感触を感じ取る、味わう、そんな感じ。

一般的な按摩さんは、リズミカルに弾みを付けるようにシャカシャカ揉みますよね。
この、弾みを付けるような揉み方では、体の感触は味わいにくいです。

●(いわゆる)弱揉み
まず指圧のように触れていき、皮下組織の下にある筋肉(またはその凝り)の表面に触れます。
そこで、皮膚の遊びの範囲内で、指を回すように筋肉(またはその凝り)の表面をなぞるように動かします。
この揉み方で、皮膚の伸びや張り具合、皮下組織の澱みや硬さ、そして筋肉表層の硬さなどが感じ取れます。

※指を回すように動かすのは、吉田流に代表される線状揉みよりも広い範囲に渡って質感を感じ取ることが出来、凝りの形も確認しやすいからです。

●(いわゆる)強揉み
筋肉が硬い凝りになっている場合、凝りの表面から今少し指を沈め、弱揉みと同様に指を回すようにして凝りの形や触感を味わいます。
骨のように硬い凝りでは、その内部の質感は感じ取り難いですが。
例えばエンピツの硬さを確かめようとする時、両端を固定しておいてその中央部分を指でじんわりと押していくと、エンピツがしなると共にエンピツの硬さを押す指に感じ取ることが出来ますよね。
エンピツを鉄の棒に変えたとして、同じように押すことで、鉄とエンピツの硬さの違いを指で感じ取れます。
骨のように硬い凝りの場合、こんなイメージで、凝りの中心に向かって施術者の体重をあずけるように、施術者の指にもたれかかるように、じんわりと入っていきます。

こんな感じで、体の表層から深層にかけて患者さんの体の感触を実感的に捉えることが出来れば、それはイコール患者さん自身も確実に「揉まれた」と実感出来ることになります。

>体からは、もうこのやり方は止めるべきだ
>という声がずっと聞こえています
>
>操体をやっていると疲れると言うことがないんですよ
>それどころか自分も楽になるんですよねー(^^)

うはは。
これは体の声、というよりも心の葛藤ですよね。

>このごろはほとんど触れるだけでコリや痛みの位置がわかります
>この強さで施術するとしたら、カワの操体以外ないんですけど
>それでいいんでしょうか?

うん。
この触診を、按摩さんは主に母指を使ってやってます。
硬い凝りの場合は、患者さんの凝りや体の中心に向かって、硬さの質が理解出来るように、患者さんの実感に届くように沈めるようにしてやってます。

>強揉みのお客さんからのクレームが怖いんですよねぇー

施術者に確かな実感が得られれば(=患者さんの実感に響けば)、感謝がかえって来ますよ。(^^)

13059 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 遊風 2006/11/13 18:50
> お客さんの求めるものは、言葉通りの「強く押せ」ではないのではないか、と。
> そして、感覚的に推し量ってみても、刺激を求めているのでもないと思うのです。
> お客さんの求めているものは。
> 「くぅ〜、じっくりと揉んでもらったあ」
> 「いやぁ、効いたあ」
> 、揉んでもらったという確かな『実感』なのだと思います。
>
この辺り同感です。
>
>その前に知りたいというヤジウマ根性というか好奇心、
>くつろいでいる患者さんの体に触れて、指を沈めて、揉むように動かしながら、そしてその感触を感じ取る、味わう、
>
> ●(いわゆる)弱揉み
> まず指圧のように触れていき、皮下組織の下にある筋肉(またはその凝り)の表面に触れます。
> そこで、皮膚の遊びの範囲内で、指を回すように筋肉(またはその凝り)の表面をなぞるように動かします。
> この揉み方で、皮膚の伸びや張り具合、皮下組織の澱みや硬さ、そして筋肉表層の硬さなどが感じ取れます。

この感じで指を回しながら皮膚の遊びが最も無くなる方向を
掴んで、その方向に皮膚を張った状態に保つ事というのが、
三浦先生の言う点の渦状波の沈める方向へのものになる
と思います。
>
> ※指を回すように動かすのは、吉田流に代表される線状揉みよりも広い範囲に渡って質感を感じ取ることが出来、凝りの形も確認しやすいからです。

私は良く孔の空いている方向と言う表現を使いますが、
その方向の奥に痼りの芯がある場合が多く、
その方向にピッタリと押してあげると
強い力で押さなくとも、受け手の方の体の望みに答えられる

というか、puruzさんの言う実感に繋がりやすいのでは
と思います。受け手の方の体が解ってくれたなーという反応
を返して下さるような気がしています。
>
> ●(いわゆる)強揉み
> 筋肉が硬い凝りになっている場合、凝りの表面から今少し指を沈め、弱揉みと同様に指を回すようにして凝りの形や触感を味わいます。
> 骨のように硬い凝りでは、その内部の質感は感じ取り難いですが。
> 例えばエンピツの硬さを確かめようとする時、両端を固定しておいてその中央部分を指でじんわりと押していくと、エンピツがしなると共にエンピツの硬さを押す指に感じ取ることが出来ますよね。
> エンピツを鉄の棒に変えたとして、同じように押すことで、鉄とエンピツの硬さの違いを指で感じ取れます。
> 骨のように硬い凝りの場合、こんなイメージで、凝りの中心に向かって施術者の体重をあずけるように、施術者の指にもたれかかるように、じんわりと入っていきます。
>
この辺りはイマイチイメージできませんが、
強もみの場合でも私の場合には、芯を探し、一番うまく芯を
押せる方向を探す感じです。

ものによっては、横へ逃げてしまうのもあり、そういうのは
逃げ道を塞ぎながら、逃げられない方向に追い込んでから押します。

> こんな感じで、体の表層から深層にかけて患者さんの体の感触を実感的に捉えることが出来れば、それはイコール患者さん自身も確実に「揉まれた」と実感出来ることになります。

表現は違うけど、puruさんの言葉は納得できます。
結構近い事をしている気がします。
>
> >このごろはほとんど触れるだけでコリや痛みの位置がわかります
> >この強さで施術するとしたら、カワの操体以外ないんですけど
> >それでいいんでしょうか?
> この触診を、按摩さんは主に母指を使ってやってます。
> 硬い凝りの場合は、患者さんの凝りや体の中心に向かって、硬さの質が理解出来るように、患者さんの実感に届くように沈めるようにしてやってます。

私は肘も含めていろんな処でしてます。

ただ、皮膚だけでなくて、
痼りの芯を捉え、方向を定め、これですねと確かめる感じで
押してあげると、そんなに強く押さなくても
プルさんの言う患者さんの実感に届く状態になるような
感じがします。

> 施術者に確かな実感が得られれば(=患者さんの実感に響けば)、感謝がかえって来ますよ。

施術者が痼りの芯と方向をこれだなと実感を持ってとらえ、
これですね、という感じで押して、それが当たりだと
受け手の方の体がそうですという感じの反応を返し、
受け手の方の無意識から意識へ実感が広がっていく
という感じかなー。

13061 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 はりぃ 2006/11/13 22:06
揉むと言うことがこんなに奥が深いとは・・・
今日は一日混乱していて、ワケワカメの施術をしてきました(^^)

私にとって一番問題なのは、これ以上痛い思いを
したくないってことなんですよねー(^^)
上手な揉みが出来るようになったら痛まなくなりますか?

13062 返信 [操体]すみません はりぃ 2006/11/14 00:57
せっかく極意を書いていただいたのに変なコメントでゴメンなさい
患者はりぃの部分と、臨床はりぃの部分とが混在していますね
揉む技術の方に戻してお話しをしたいと思います


揉む技術って本当に何が正しいのか良くわからないんですよ
私は今の職場で4つ目ですが、行く先々で違うことを教えられ
学校で教わったものと、遊風さんに教わったもので6つになります
今回のプルさんからのもので7つめかな(^^)
ぶっちゃけオラはどうすればええんじゃ という感じですね(^^)


今の私の揉みは遊風さんから教わったものをベースにしているのですが
ツボを捉え切れていないことと、瞬間脱力がまだ不十分だと感じています
また、私は指、腰、足の痛みのために持続圧が苦手なのです
プルさんが書かれていたリズミカルな揉みの方が体が楽なんですね

ここで遊風さんにお聞きしたいのですが
講習で見ていて私の揉み方は間違っていると思いますか?
あのやり方でさえ体が痛くて仕方がないのです


マッサージを否定するような発言をしたことをお詫びいたしますが
5年やってみて私の体には合わないような気がするんですよねー
今までは修行だと思って頑張ってきましたが
あと数年で体が限界かなーと言う気がしています

できれば操体をベースにして、急性の症状には鍼を使い
軽いマッサージで気持ちよくなってもらうという治療が理想の形です
自然療法の食事やお手当なども併用していきたいと思っています
学校にいる頃は激痛で自分に鍼を打てなかったのですが
遊風さんのおかげでできるようになってきました(^^)


プルさんが書いてくださった、感触を味わうというのは
今日さっそく試してみました(^^)
指に力が入らないために、相手が望むような圧を加えられず
渋い顔をして帰られたお客さんもおられますが
自分の体に無理のない範囲で全力でヤジウマしようと思っています(^^)
それでダメなら諦めます(^^)

今後ともアドバイスよろしくお願いいたします(^^)

13063 返信 Re:[操体]すみません 遊風 2006/11/14 09:16
>今の私の揉みは遊風さんから教わったものをベースにしているのですが
> ツボを捉え切れていないことと、瞬間脱力がまだ不十分だと感じています
> また、私は指、腰、足の痛みのために持続圧が苦手なのです
> プルさんが書かれていたリズミカルな揉みの方が体が楽なんです

そうですね。私のは殆ど持続圧ですから。
短くても1分。長いと10分とかざらです。
ツボは指を何処に沿って滑らせるかが先ず重要かな。
瞬間脱力はお腹で、リズムは足でが基本ですが、
はりぃさんの場合は、片足の動きが制限されるから難しいかな。

n次元の立体に色々な方が色々な方向から光を当てた影が説明
というか、言葉になっていると思います。
私の場合には、それらの共通部分をできるだけ捕まえる様にし
それに自分の得手不得手を組み合わせて、自分の方法にしてます。
>
> ここで遊風さんにお聞きしたいのですが
> 講習で見ていて私の揉み方は間違っていると思いますか?
> あのやり方でさえ体が痛くて仕方がないのです

間違ってはいないと思うのだけれど、メリハリがないというか、
わりとリズムの強さも一定な事が多いような感じはします。

ツボが出ていると言っても出方は一つのライン上でも様々なんで、
その出方に合わせて、強弱や時間の長短、深さの浅深、押す向き
とかが余り変わってないような感じを少し受けます。

この辺りはpuruさんが詳しく書いている受け手の方の体の
実感を掴むという事に繋がってくるように思います。
>
> マッサージを5年やってみて私の体には合わないような気がするんですよねー
> 今までは修行だと思って頑張ってきましたが
> あと数年で体が限界かなーと言う気がしています

うーん、私は、実は、操体も按摩指圧も鍼灸もあまり違わない
と思っています。ですから、受け手の方の希望に合わせて
どれでも良い感じもします。
もちろん、技法によっても人によっても得手不得手はあるので、
一応、この状態なら一番短時間で改善しやすいのは、私の場合は
この技法ですという話はしますが。

合わないけど修業として頑張っているという思いが、
受け手の方の体の状態を掴む触診としての按摩という視点から
遠ざけているような感じを受けます、なんとなくですが。
>
> 操体をベースにして、急性の症状には鍼を使い
> 軽いマッサージで気持ちよくなってもらうという治療が理想

鍼は名人級になれる素質があると思います。
鍼のツボを取れるように練習し、
鍼を刺す事でツボの中の状況を鍼を通して感じる事で、
触診としての按摩が旨くなる可能性もありますね。
私が鍼灸を学ぶ事で点の渦状波がいつのまにか上達していたのと
同じ様に。

逆にいえば、puruさんの書かれた触診としての按摩は
鍼灸をしていく上でも重要だと思います。
柳谷素霊先生は「按摩十年」という言葉を残されている事ですし。

>学校にいる頃は激痛で自分に鍼を打てなかったのですが
> 遊風さんのおかげでできるようになってきました
>
手術などの影響が大きいと鍼の痛みを過剰に感じるので
難しかっただけだと思います。
1年ちょっと治療してきて、大分。手術などの影響が減ったから
鍼の痛みを適度に感じられるようになってきたようですね。
こういうタイプの方は受け手の方の体の感じも繊細に掴める事
が多いので、名人級まで行く方が多いような気がしています。

13064 返信 Re:[操体]すみません はりぃ 2006/11/14 10:04
遊風さん>
> そうですね。私のは殆ど持続圧ですから。
> 短くても1分。長いと10分とかざらです。

私は長くても10秒くらいかな(^^;)


> ツボが出ていると言っても出方は一つのライン上でも様々なんで、
> その出方に合わせて、強弱や時間の長短、深さの浅深、押す向き
> とかが余り変わってないような感じを少し受けます。

持続圧とも関連してくると思うのですが
これは下半身が安定していないと出来ないのではないかと思います
体を支えるのは下半身で、腕は完全にフリーにしておかないと
揉みも操体もイマイチなのかなーという気がしています

私は下半身で姿勢を保つのが難しいので
もちろんベッドに体をつけたりするようにはしていますが
自分の手で自分の体を支えながら施術しています
揉むことよりも自分の体を支えるので手首や腕が痛くなることがあります
だからリズムや動きの変化をつけづらかったり
相手の感触を読み取れないのかなーと思ったりします


13065 返信 Re:[操体]すみません はりぃ 2006/11/14 10:05
> 遊風さん>
> > そうですね。私のは殆ど持続圧ですから。
> > 短くても1分。長いと10分とかざらです。
>
> 私は長くても10秒くらいかな(^^;)

プルさんはどれくらいの時間、持続圧を加えていますか?
また、揉む速さはどれくらいですか?

13066 返信 Re:[操体]すみません プル 2006/11/14 11:09
>揉む技術って本当に何が正しいのか良くわからないんですよ

正しい揉み方や正しい操体なんてものはない、と思ってますよ。
要は、その人が「何がやりたいか」なのではないかと。

>ぶっちゃけオラはどうすればええんじゃ という感じですね(^^)

今のマッサージの仕事を通して、はりぃさんは何がしたいのか。
たぶん、これが一番重要なのだと思います。

仕事をしている理由や葛藤はさておき、プロとして今の自分は何が出来て、お客さんと何を共有したいのか。
「プロ」といっても、もちろんその巧拙やレベルはさまざまですが、それはさしたる問題ではないです。
自分が出来ること、提供出来る、共有出来るものを誠実に行い、その質を高めていこうとすること。
出来ることの延長線上にある、まだ出来ないことに時々チャレンジしながら、自分には未知の何かにも可能性を開きつつ行う。
それがプロなのだと思います。

仕事の主体を、お客さんの反応や評価だけに置いてスタートすると、混乱するだけだと思うのです。
そしてそれは、事実ではない妄想をも生んでみたり。
「きっとこう思っているだろう」「こう思っているに違いない」とか。
これだと、確実に疲れます、凝ります。

まず、自分に出来ることからスタートするのが吉かと。
体に触ることは誰にでも出来ること。
そして、触ることにこだわれば、それだけでプロとして成立します。
え〜と、これ、実は一番大事なこと。
操体でも按摩でもカイロでも何でも、手技療法全般に渡ってそうだと思うです。

はりぃさんは、操体を通して、触ることに関しては既にプロです。
その感覚は、普通の人とは既に違うのです。
操体での触れる、感じ取る感覚を、今の仕事に応用するだけなのですが。
む〜。

はりぃさんの中に、何か手技療法に対する優劣はないでしょうか。
操体が一番優れていて、按摩やマッサージは手技的に劣るものだ、とか。
この優れている操体をマスターしているオラが、何故に按摩ごときをしなくてはいけないのか、とか。
いや、これは、若い頃のアタシが思っていたことなのですが。(^^ゞ おほほ

ちなみに。
もし、そんな思いがあるとすれば、それ、間違い、というか思い込みです。
ものごとに優劣、正邪なんかなくって、そう思う側の単なる視野の狭さ。

>また、私は指、腰、足の痛みのために持続圧が苦手なのです
>プルさんが書かれていたリズミカルな揉みの方が体が楽なんですね

「持続圧」という視点から行うと、アタシも指痛くなります、今でも。
特に、うつ伏せで背中から腰にかけて両母指圧迫的に行う時、痛い。
いわゆる強揉みは得意なアタシですが、指はデリケートで弱いです、自慢だけど。
人間ってホント不思議な生き物です。
「持続圧」と思った瞬間に、感覚が閉じて指は硬くなります。
体が「押そう」と操作的、能動的になってしまうんです。

うつ伏せの人の腰を、指圧のように持続圧で「押す」時。
指は道具化して硬くなり、刺激に耐えるが故に痛みも出やすいです。
そうではなくて、指をゆっくりとずらしながら筋肉の感触を味わうように、背骨のたわみ具合、弾力を確かめるように、感じ取りながら指を沈めていく時。
指の感覚は受動的に開いたまま柔らかいが故に、痛みは出にくいです。

「リズミカル」に関しては、味わいながら触れていくと、当然スピードは若干落ちますが優雅なリズムになります。
「シャカシャカ」が「ズ〜ン、ズ〜ン」みたいな。(って、よくわからないか。(^^ゞ)

>自分の体に無理のない範囲で全力でヤジウマしようと思っています(^^)

うん。
何はともあれ、ここでぼくが書いたのは、単にぼくがやっていたり心掛けている事でしかないので、はりぃさんの参考になるようなものがあれば試したり試さなかったりしてみて下さい。

13067 返信 Re:[操体]すみません プル 2006/11/14 11:14
> プルさんはどれくらいの時間、持続圧を加えていますか?
> また、揉む速さはどれくらいですか?

回すように揉んで、ひと揉み2〜3秒か3〜4秒かな。
気になる部分や、硬い凝りの中身の感触を味わう時で5〜6秒て感じ。
想像していたより早いでしょ。

人にもよると思うけど、普通の按摩よりちょっとだけゆっくり、て感じだと思ふ。

13068 返信 Re:[操体]すみません プル 2006/11/14 17:00
> > プルさんはどれくらいの時間、持続圧を加えていますか?
> > また、揉む速さはどれくらいですか?
>
> 回すように揉んで、ひと揉み2〜3秒か3〜4秒かな。
> 気になる部分や、硬い凝りの中身の感触を味わう時で5〜6秒て感じ。
> 想像していたより早いでしょ。

ていうか、もっと早いみたいです。

動画があれば文章よりわかりやすいと思い、実際に按摩しているところを撮影してみました。
按摩している最中の感覚よりも、動画で見てみると揉むスピードが早いです。
普通の按摩とほとんど一緒。

意外な発見が出来て良かったです。

動画へのリンクと説明は、「やじうまこみゅ」の「気まぐれ板」に載せました。
アドレスの頭に「h」を付ければ見れると思います。

・気まぐれ板 逍遙
ttp://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%B5%A4%A4%DE%A4%B0%A4%EC%C8%C4%20%ED%F6%F4%A3

13069 返信 Re:[操体]すみません 遊風 2006/11/14 17:56
> はりぃさん>
>私は長くても10秒くらいかな
> > ツボが出ていると言っても出方は一つのライン上でも様々なんで、
> > その出方に合わせて、強弱や時間の長短、深さの浅深、押す向き
> > とかが余り変わってないような感じを少し受けます。
> 持続圧とも関連してくると思うのですが
> これは下半身が安定していないと出来ないのではないかと思います
> 体を支えるのは下半身で、腕は完全にフリーにしておかないと
> 揉みも操体もイマイチなのかなーという気がしています

うーん、そうかもしれないな。
肘揉みなんかの場合には、肘は方向を決めてるだけで、
体重移動は下半身、リズムも下半身だったりします。

>
> 私は下半身で姿勢を保つのが難しいので
> もちろんベッドに体をつけたりするようにはしていますが
> 自分の手で自分の体を支えながら施術しています
> 揉むことよりも自分の体を支えるので手首や腕が痛くなることがあります

私も自分のいるのと反対側を行う時には、片腕で自分の体を
支えていますが、いつもじゃないです。

> だからリズムや動きの変化をつけづらかったり
> 相手の感触を読み取れないのかなーと思ったりします
>
実際にベッドでの施術を見ていないので解らない処がありますが、
時間に押されている影響は無いでしょうか?

ゆっくりなら、片手で自分の体を支えながらでも、
片手で触診を兼ねた按摩が出来そうな気もします。
と言うか私の場合、自分の体重を施術するほうの側の手や肘に
沢山かけているような気がするのです。
だから、長時間持続圧が可能のような気もします。

実査にベッドの前で試してヤジウマしてみたくなってきますね。

13070 返信 Re:[操体]すみません 遊風 2006/11/14 18:13
> この優れている操体をマスターしているオラが、何故に按摩ごときをしなくてはいけないのか、とか。
> いや、これは、若い頃のアタシが思っていたことなのですが。

私もそういう処ありました。
で、十数年前に、三浦先生から
「按摩マッサージをばかにしちゃいけない、
 気持ちよければ効くんだ。」
と言われてしまいました。
ここ数年の三浦先生はどう言うか解りませんが。

>「持続圧」という視点から行うと、アタシも指痛くなります
> うつ伏せの人の腰を、指圧のように持続圧で「押す」時。
> 指は道具化して硬くなり、刺激に耐えるが故に痛みも出やすいです。
> そうではなくて、指をゆっくりとずらしながら筋肉の感触を味わうように、背骨のたわみ具合、弾力を確かめるように、感じ取りながら指を沈めていく時。
> 指の感覚は受動的に開いたまま柔らかいが故に、痛みは出にくいです。

この辺りの表現、流石ですね。

私も肘で持続圧していても、常に肘の当たっている処や息の
入り具合を感じながら、向きや方向を少しづつ変えています。
それで、経絡指圧を習った医王会の先生から
「貴方のは、とっても気持ちよいけど指圧じゃないね」
と言われてしまいました。
でも、気持ちよいなら操体的には良いかなと思ってやってます。

> >自分の体に無理のない範囲で全力でヤジウマしよう
>単にぼくがやっていたり心掛けている事でしかないので、はりぃさんの参考になるようなものがあれば試したり試さなかったりしてみて下さい。

そうですね。
みんな自分流初代を目指すしかないと言う面がありますね。

でも、ここ1年半くらいのはりぃさんの進歩は凄いから
きっと大丈夫だと思って見ています。
鍼がこんなに早く自分に打てるとは思わなかったし、
しかも効果も出しているし。
ここ1年半でだいぶ体が変わってきたからとも思うけど
それにしても凄い進歩です。

13071 返信 Re:[操体]すみません はりぃ 2006/11/14 21:27
プルさん>
> 仕事の主体を、お客さんの反応や評価だけに置いてスタートすると、混乱するだけだと思うのです。
> そしてそれは、事実ではない妄想をも生んでみたり。
> 「きっとこう思っているだろう」「こう思っているに違いない」とか。
> これだと、確実に疲れます、凝ります。

なるほど よくわかります
私はこういう状態だと思います
妄想の中で四苦八苦しています(^^)v


> はりぃさんの中に、何か手技療法に対する優劣はないでしょうか。
> 操体が一番優れていて、按摩やマッサージは手技的に劣るものだ、とか。
> この優れている操体をマスターしているオラが、何故に按摩ごときをしなくてはいけないのか、とか。

わはは(^o^)
手技に優劣はなくて、施術者のレベルと相性がポイントだと思っていますが
小さい頃からいろんな治療を受けてきて、操体と一番相性が良かったので
特別なものとしての意識はありますね(^^)

それから学生の頃からマッサージについて
いろんな人に聞かされてきたように
コリは力でほぐすものだとか
強く押さないと効かないとか
痛くないと効かないとか、そういう思いこみがあり
そういう施術を受けることが多かったことや
施術すると自分の体が痛かったりしたことで
マッサージには偏見がありますね(^^)


> 「持続圧」と思った瞬間に、感覚が閉じて指は硬くなります。
> 体が「押そう」と操作的、能動的になってしまうんです。

なるほど まさにその通りですね(^^)
他にも「強揉み」とか「固い筋肉」とかいうキーワードでも
同じ現象が出てきます(^^)


> そうではなくて、指をゆっくりとずらしながら筋肉の感触を味わうように、背骨のたわみ具合、弾力を確かめるように、感じ取りながら指を沈めていく時。
> 指の感覚は受動的に開いたまま柔らかいが故に、痛みは出にくいです。

うーむむむむ
これはまさに触診であり、抵抗からタワメの間にかけての
体の使い方ではないですか

タワメの間では相手がどんなに力を入れてこようとも
こちらも同じ力で押し返しているのではなく
上手く自分の体と相手の体のつり合いが取れるようにするんですよね
この時、操者の体は開いたままで柔らかいのではないかと思います(^^)


> > プルさんはどれくらいの時間、持続圧を加えていますか?
> > また、揉む速さはどれくらいですか?
>
> 回すように揉んで、ひと揉み2〜3秒か3〜4秒かな。
> 気になる部分や、硬い凝りの中身の感触を味わう時で5〜6秒て感じ。
> 想像していたより早いでしょ。

速いですね(^^)


> 動画があれば文章よりわかりやすいと思い、実際に按摩しているところを撮影してみました。
> 按摩している最中の感覚よりも、動画で見てみると揉むスピードが早いです。

ありがとうございます(^^)
とても参考になりました
あとは押された感じを味わってみたいですねー
東京に受けに行こうかなー(^^)


> 何はともあれ、ここでぼくが書いたのは、単にぼくがやっていたり心掛けている事でしかないので、はりぃさんの参考になるようなものがあれば試したり試さなかったりしてみて下さい。

はーい(^o^)
昨日からやり方が全く変わりました
まずはコリを味わってみるという感じでしょうか
まだ美味いか不味いかよくわかりませんが
まぁとりあえずコリと戯れています(^^)

13072 返信 Re:[操体]すみません はりぃ 2006/11/14 21:50
遊風さん>
> 肘揉みなんかの場合には、肘は方向を決めてるだけで、
> 体重移動は下半身、リズムも下半身だったりします。

後輩に指導していて気がついたんですよ
上肢を自由に動かすためには下半身が大事みたいです(^^)

昨年遊風さんに初めてお会いした頃は
足の指の股が割れて血が出てほとんど歩けない状態でした
靴も履けなくてサンダルだったんですよね

鍼で邪気を出していただいたおかげで血が止まって
職場まで歩いて通ったり、スクワットをしたりして
下半身がだいぶ安定してきました

私は足が雨後固いため体を前に倒すことが出来ないので
低い部位の施術をするときに前屈みになれないんですよ
下半身が安定したことで膝を深く曲げて施術できるようになり
ある程度安定した圧が出来るようになってきたと思います


> 私も自分のいるのと反対側を行う時には、片腕で自分の体を
> 支えていますが、いつもじゃないです。

私は同側でも手を付かないと、腕の力だけの揉みになってしまいます
体重を乗せて押すには必ず手を付く必要があります


> 実際にベッドでの施術を見ていないので解らない処がありますが、
> 時間に押されている影響は無いでしょうか?

まぁ これもありますけどね(^^)

今日は先生方に教わったことを試してみようと思って
お客さんのコリの状態を味わいながら
出来るだけゆっくりと施術してみたんですね
瞬間脱力なども試してみました

そうしたらゆっくりとした手技にもかかわらず
時間が足りなくならないんですよ
焦って速く動かす方があっという間に時間が過ぎるようです
なかなか面白かったです(^^)

13073 返信 Re:[操体]すみません はりぃ 2006/11/14 21:59
遊風さん>
> 鍼がこんなに早く自分に打てるとは思わなかったし、
> しかも効果も出しているし。
> ここ1年半でだいぶ体が変わってきたからとも思うけど

どれもこれも先生方のおかげです
ありがとうございました m(_ _)m

7年もかけて鍼灸の資格を取ったのに全く鍼が打てなくて
どうしようかと思っていたのですが
なんとかメドが付いてきたみたいですね(^^)

鍼の練習は全くしていなくて、仕事で仕方なく(ごめんなさい)
マッサージだけやっていたのに(爆笑)
操体は上手くなるし、鍼は打てるようになるし
紆余曲折もまたその人の願った通りの人生なのかも知れないと
思うようになりました(^^)

私のごときものがこうして生かされている不思議
ありがたいことですね(^^)

13074 返信 [操体]今先生の講習会3 絹雲 2006/11/14 23:12
今先生の「それでは皆さんに操体をして貰います」のかけ声で、参加者は部屋の真ん中を空け足を向けます。

仰向けになり、左右の膝を両手で胸に近づけます。そこで気持ちの良い方の膝を見つけます。この時、今先生、はりぃさん、保健婦さん、が指導に入りました。私もうろうろしながら、一番端に居る男性2人の所に行きました。

男性二人は50歳前後です。稲刈りをした後、肩周辺が痛いとの話をしていて、今先生の指示した操体を終了?。私と男性二人は互いに何をすればよいかの戸惑い空間。

何か遣らねばとの思いに、私は仰向けになって貰い、左膝裏のコリを抑えて、今先生が講習会で私にしてくれた方法を遣りました。「右手を挙げて、顔を右側を見て、顎を挙げて、」2〜3回試みました。結果を聞いたのですが、明快な返事は無く。私も手応えが不十分でした。確かなことは互いに緊張して居たことです。そうこうしているうちに講習会の時間切れでした。操体難しい。

今先生の言葉。自分で気持ち良く動けば「下手くそでも効果があるんだよ。」 自分が覚えた事は教えてよ。(教えないと)バチが当たるよ。

帰りの車の中でバチが当たらないようにしようと・・・・・・

13075 返信 Re:[操体]すみません 遊風 2006/11/15 08:02
> プルさん>
> > そうではなくて、指をゆっくりとずらしながら筋肉の感触を味わうように、背骨のたわみ具合、弾力を確かめるように、感じ取りながら指を沈めていく時。
> > 指の感覚は受動的に開いたまま柔らかいが故に、痛みは出にくいです。
> はりぃさん>
> これはまさに触診であり、抵抗からタワメの間にかけての
> 体の使い方ではないですか
> タワメの間では相手がどんなに力を入れてこようとも
> こちらも同じ力で押し返しているのではなく
> 上手く自分の体と相手の体のつり合いが取れるようにするんですよね
> この時、操者の体は開いたままで柔らかいのではないかと思います

そうです。
昨日の夜思いついたのですが、
puruさんの按摩の一揉み一揉みがそれぞれ操体なんじゃないかな。
前に一揉みの最後は必ず瞬間脱力的な動きで終わるという話をしたけど、
puruさんの書かれている触診しながらの按摩と組み合わせると
一揉み一揉みが操体で、それをリズミカルに繰り返している
という感じになりそうな気になりませんか?

私の場合は、まだ、それが操体に近くて一揉みが長い、
長くしか出来ないだけのような気もします。 

13076 返信 Re:[操体]すみません 遊風 2006/11/15 08:22
>7年もかけて鍼灸の資格を取ったのに全く鍼が打てなくて
> どうしようかと思っていたのですが
> なんとかメドが付いてきたみたいですね(^^)
>
はりぃさんみたいに敏感な体に自分で鍼が打てれば
普通の方には楽勝で鍼出来ますよ。
いよいよ素質が発揮され始めたかなと思うと嬉しいです。

刺し方を伝え始めた時には、なかなか自分に刺す気になってくれなくて
何年かかるかなと、どういう工夫をしたらよいかなと思ってましたので。

13077 返信 Re:[操体]今先生の講習会 絹雲 2006/11/15 08:48
> 絹雲さんはじめまして。
>
> 読んでいて コーンさんの持つほのぼのとした
> 講習会の空気が伝わって来てとても楽しいです。
>
> 続きを 楽しみにしています。(^^)

那夢さん はじめまして
感想ありがとうございます
これから時々投稿したいと思います。宜しく願います。
秋田県由利本庄市の妻の実家に行き、
霙の中、冬囲いをしてきました。

13078 返信 Re:[操体]すみません プル 2006/11/15 09:28
おはようございます。(^^)

> 妄想の中で四苦八苦しています(^^)v

うはは。
操作的能動的に揉む行為を続けていると、どうしてもマインド(思考)中心になっちゃうんですよね。
人って、考えながら同時に感じることは出来難くく、感じながら同時に考えることも出来難いみたい。

なので。
尋ねるように感じ取る受動的な触れ方をしていると、考えることも葛藤することも減ってくるはずだよ。

> マッサージには偏見がありますね(^^)

ぐふふ。
「マッサージ」はやめて「按摩」と呼んでみては?
巷で行われている「マッサージ」って、実はほとんどすべてが手技的には按摩だし。
主に素肌に直接働きかける(オイルやパウダーを使用して)のがマッサージ。
衣服(または日本手ぬぐいやタオル)の上から、主に母指で働きかけるのが按摩だから。
昔、インドで世界各国の人が集まるボディーワークのトレーニングを受けた時に感じたことですが。
欧米人の他者への触れ方は、まるで物を扱うような触れ方でした。
いかにも個が確立した文化圏の人々だと思ったことでした。
個と個、個と世界が隔たったいる、そんな感じ。

そして、日本人の触れ方は、他者を尊重した親密で繊細な触れ方でした。
(マッサージが下手な人でも)
個と個、個と世界の境目が曖昧として地続きのような心地よさ。

これは、ぼくにはかなり衝撃でした。
日本人が生まれ持つ尊重心、繊細さ。
日本の按摩は、中国の按摩や推拿とも、欧米のマッサージとも、まったく異なったものだと認識した瞬間でした。

日本も、今では文化も生活様式も考え方も、かなり欧米化してきていますが。
まだまだ、その体の質自体は日本特有のものが残っています。
それを充分に活かした按摩が育まれれば、多くの人がしあわせになるのに、なんて思ってみたりします。

世間の按摩さんたちも、もっともっと按摩を誇っていいのにね。

> なるほど まさにその通りですね(^^)
> 他にも「強揉み」とか「固い筋肉」とかいうキーワードでも
> 同じ現象が出てきます(^^)

これはホントに面白いですよね。
意識を変えるだけで、体の在り方が変わるのだから。

> これはまさに触診であり、抵抗からタワメの間にかけての
> 体の使い方ではないですか
>
> タワメの間では相手がどんなに力を入れてこようとも
> こちらも同じ力で押し返しているのではなく
> 上手く自分の体と相手の体のつり合いが取れるようにするんですよね
> この時、操者の体は開いたままで柔らかいのではないかと思います(^^)

うひひ。
すべてを全部操体にしちゃえば、楽しいよ。

> あとは押された感じを味わってみたいですねー
> 東京に受けに行こうかなー(^^)

わざわざ東京まで出てきて受けるほどのものかなぁ。
ちょっと丁寧な普通の按摩だし。

とわいへ、何かのついでがあれば是非お寄り下さいませ。

> 昨日からやり方が全く変わりました
> まずはコリを味わってみるという感じでしょうか

感覚を味わっていると、無駄な考えが出てくるの減るよ。
感覚の海に、どっぷりと浸かってしまいましょう。(^^)/

13079 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 プル 2006/11/15 15:40
こんにちは、遊風さん。
龜レスになりますが。(^^ゞ

> > この揉み方で、皮膚の伸びや張り具合、皮下組織の澱みや硬さ、そして筋肉表層の硬さなどが感じ取れます。
>
> この感じで指を回しながら皮膚の遊びが最も無くなる方向を
> 掴んで、その方向に皮膚を張った状態に保つ事というのが、
> 三浦先生の言う点の渦状波の沈める方向へのものになる
> と思います。

おぉ、そうなんですか。
ぼくも三浦先生の不肖の弟子になりますが、ぼくが習っていた当時はまだ「渦状波」はなかったです。
操体、按摩に限らず、感覚を主体にして体に働きかける手技となると、形や名称は違えども、共通する部分はきっと多々あるのでしょうね。

> 私は良く孔の空いている方向と言う表現を使いますが、
> その方向の奥に痼りの芯がある場合が多く、
> その方向にピッタリと押してあげると
> 強い力で押さなくとも、受け手の方の体の望みに答えられる
>
> というか、puruzさんの言う実感に繋がりやすいのでは
> と思います。受け手の方の体が解ってくれたなーという反応
> を返して下さるような気がしています。

最近はほとんど使わないのですが、以前は時々「カマヤミニ」というミニ温灸を使っていました。
この「カマヤミニ」のヒートパターンがまた絶妙で、体表からモグサまでの程良い距離感と相まって、身体内への熱の浸透度にはとても優れたものがあります。
また、体表に澱んで停滞している何かも、モグサの燃焼と共に焼き清められるようで、モグサ後の体表のすがすがしさもまた気持ちよいのです。

で、その時にもちろん取穴するわけですが。
そのツボの取り方は、実は、遊風さんのツボの取り方とまったくと言っていい程同じです。

ここで引用した遊風さんの文章もそうですが、この感覚の背景の理論はやはり増永先生ですか?
ぼくは著作からだけですが、増永先生の東洋医学理論、特に陰陽虚実の解説にはかなり勉強させてもらいました。
増永先生の陰陽虚実の解説は実感的に理解出来ますし、何より実際の臨床で確認出来て、なおかつそこから応用して用いてもそれが事実と重なりますものね。

> > 骨のように硬い凝りの場合、こんなイメージで、凝りの中心に向かって施術者の体重をあずけるように、施術者の指にもたれかかるように、じんわりと入っていきます。
> >
> この辺りはイマイチイメージできませんが、
> 強もみの場合でも私の場合には、芯を探し、一番うまく芯を
> 押せる方向を探す感じです。

おそらく同じだと思います。
芯にこちらの体重をもたせかけるように、芯の様子を伺うように聞き耳を立てている感じ。
このような硬い凝りの場合は、指は動かさず、ひたすら聞き耳状態です。
何となくこちらの存在感が芯に届いたかな、というところでゆっくりと離れます。

> ただ、皮膚だけでなくて、
> 痼りの芯を捉え、方向を定め、これですねと確かめる感じで
> 押してあげると、そんなに強く押さなくても
> プルさんの言う患者さんの実感に届く状態になるような
> 感じがします。

同感です。
芯や実感に届くかどうかは、やはり「強さ」ではないですよね。

> 施術者が痼りの芯と方向をこれだなと実感を持ってとらえ、
> これですね、という感じで押して、それが当たりだと
> 受け手の方の体がそうですという感じの反応を返し、
> 受け手の方の無意識から意識へ実感が広がっていく
> という感じかなー。

「受け手の方の無意識から意識へ実感が広がっていく」。
これ、すごく実感的ですね。
ぼくの按摩も、これを目的にしています。

13081 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 遊風 2006/11/15 17:46
> こんにちは、遊風さん。
> > > この揉み方で、皮膚の伸びや張り具合、皮下組織の澱みや硬さ、そして筋肉表層の硬さなどが感じ取れます。
> > この感じで指を回しながら皮膚の遊びが最も無くなる方向を
> > 掴んで、その方向に皮膚を張った状態に保つ事というのが、
> > 三浦先生の言う点の渦状波の沈める方向へのものになる
> > と思います。
>操体、按摩に限らず、感覚を主体にして体に働きかける手技となると、形や名称は違えども、共通する部分はきっと多々あるのでしょうね。

言葉だけ聞いていると、随分違うように思うけれど
共通点のほうが多いというか、効いている時は同じ感じになると
思います。
三浦先生はこの「沈」の渦状波は言葉にしてないかもしれません。

三浦先生が点の渦状波として行っている指使いは大きく分けて3つになると思います。
1.ツボの上の皮膚を平行にズラす
2.ツボの上の皮膚を沈める方向にズラす(沈)
3.指圧のように筋肉まで圧を届かす

三浦先生が言葉にしているのは、主に1.です。
秋のフォーラムで1番目にした仰向けから肩胛骨中心(天宗)へは
受け手の方の重みがあるので、最初は3.になります。
受け手の方が姿勢を変えて指に体重がかからなくなった時点で
2.か1.になる事が多いです。

2番目の内踝と踵の間の照海付近へは、1.か2.ですが、
ツボが細かくて平行にズレにくい時などは2.になります。

あと、三浦先生が点の渦状波を行っているのを私が見た中で、
2.になることが多いのは、顔、頭、肋骨間、胸骨など骨周りで
これらもツボが細かく平行に皮膚がズレにくいという点は同じです。
>
> > 私は良く孔の空いている方向と言う表現を使いますが、
> > その方向の奥に痼りの芯がある場合が多く、
> そのツボの取り方は、実は、遊風さんのツボの取り方とまったくと言っていい程同じです。
> この感覚の背景の理論はやはり増永先生ですか?

増永先生だけではないですが、影響はうけています、凄く。
『図解 病気を治す指圧入門』(有紀書房)のp79に虚実のツボの断面図が載っていて、
それを見た時に「あ、これだ」と思いました。

その後「医道の日本500号」の「圧痛点による診断と治療点及び指頭感覚」も見て
いろいろな先生方の見方も参考にしましたが、
ツボの状態の実際の形にたいする感覚を自分の実感と増永先生の絵と解説が一致したのが
一番大きいと思っています。

増永先生の本は専門書よりも、上記とか、同じ有紀書房の
『症状別 家庭できる指圧』のほうが実践的で役立つ事が多く、
『経絡指圧治療百話』と共に、いまでも時々読み返します。

> ぼくは著作からだけですが、増永先生の東洋医学理論、特に陰陽虚実の解説にはかなり勉強させてもらいました。
> 増永先生の陰陽虚実の解説は実感的に理解出来ますし、何より実際の臨床で確認出来て、なおかつそこから応用して用いてもそれが事実と重なりますものね。

橋本先生の処に精神人類学者の藤岡喜愛先生と共に操体を習いにいかれて、
その体験を元に経絡体操なども考案されたみたいで、操体と共通点は多いですね。

手技による補寫の使い分けでは、私は、操体と経絡指圧を組み合わせ
カワの操体や点の渦状波を補、肘圧や肘揉みや指反らしを寫という組み合わせで
手技をしている事が多いです。
経絡指圧では肘では圧迫だけで揉みませんが。

増永先生も、橋本先生と並んで、この世界の事を実感と応用が出来るレベルで書き残したと思います。
非常に少ない中で、しかも交流があったという事で、
その共通点を探っていくのは面白いし楽しいです。
>
>芯にこちらの体重をもたせかけるように、芯の様子を伺うように聞き耳を立てている感じ。
> このような硬い凝りの場合は、指は動かさず、ひたすら聞き耳状態です。

そうそう、押してなんとかしてやろうじゃなくて、
押してどうですかとういう問いかけをして、返事をジッと待つ感じです。

13082 返信 [操体]ありがとうございます はりぃ 2006/11/16 07:38
プルさん 遊風さん
いろいろとありがとうございます
じっくり味わいながら読んでいたら
なんとレスして良いかわからなくなりました(^^)

今まで全く違うものだと思っていた
「操体」「按摩」「鍼灸」がつながっていたのがビックリです(^^)


「してあげる」から「味わう」への転換は面白いですね(^^)
よく考えてみると、操体についても
初心者の頃は操者が意図的に相手を動かしていたんですが
だんだん相手の感覚や動きなどが読み取れるようになってくると
いかにそれに合わせるか、そして自分も気持ちよくなるか
と言う方へと変わってくるんですよね(^^)


「してあげる」でもコリをほぐしたり
ある程度の痛みを軽減することはできます
でも面白くないんですねー(^^)
余計なこと考えるし、体は疲れるし(^^)

そして何よりお客さんから気持ちよかったという
感覚が伝わってこない(^^;)
これは最悪です(^^)

だんだんやる気がなくなってきます
こんなにオレが体を痛めてまでしてあげているのに
お前はなんで満足しないんだよという不満に変わります(^^)

「技術」が下手なせいだと思って講習に出たり
いろいろ工夫してみるのですが
新しい技を覚えても、手や体の使い方は上手になっても
不満足感は変わらなかったんですねー(^^)

これはきっとオレが障害者だからダメなのに違いないと思い
自分の体を恨むようになりました(^^)
「マッサージ」や「鍼」を受けても
痛いばかりで気持ちよくなかったので
自分には合わない手技だと思っていました

これは「不快」への連動ですねー(^^)

普通ならとっくに諦めて他の仕事をしているはずなんですが
「操体で食えるようになりたい」という一心で
ヤジウマし続けて来ました(^^)


まだ按摩でコリの感触とどう付き合って良いのかわからないんですが
適当に指の感覚を味わって楽しんでみようかなーと思っています(^^)

鍼の響きもそうですね
これくらいならずーんと来てイイ感じだというのを
味わっていれば良いんですね(^^)
自分に打って納得が行くようになったら人にも試してみる予定です(^^)
一応鍼灸師で開業届もだしてるんですよねー(爆笑)

13083 返信 Re:[操体]すみません はりぃ 2006/11/16 07:51
プルさん>
> 欧米人の他者への触れ方は、まるで物を扱うような触れ方でした。
> そして、日本人の触れ方は、他者を尊重した親密で繊細な触れ方でした。

これイイ感じですね(^^)


> すべてを全部操体にしちゃえば、楽しいよ。

はーい(^^)


> とわいへ、何かのついでがあれば是非お寄り下さいませ。

よろしくおねがいしまーす(^^)


> 感覚を味わっていると、無駄な考えが出てくるの減るよ。
> 感覚の海に、どっぷりと浸かってしまいましょう。(^^)/

感覚を味わえるようになってきたこともありがたいですね
じっとしていても痛みしか感じられない頃は
感じると言うことがとてもつらかったです(^^)

13084 返信 Re:[操体]すみません はりぃ 2006/11/16 07:56
遊風さん>
> 刺し方を伝え始めた時には、なかなか自分に刺す気になってくれなくて
> 何年かかるかなと、どういう工夫をしたらよいかなと思ってましたので。

すいません ご心配をおかけしました
私自身は、治療を受けたときの鍼の響きが
もっと軽くなったらやる気になるだろうなーと思っていました(^^)

私は全ての手技は自分の体の感覚が基準なので
どんなに良いものであっても、気持ちよくなければやらないんです
その分遠回りしてきたように思いますが
まぁそれはそれでいいんじゃないでしょうか(^^)

13085 返信 Re:[操体]すみません 遊風 2006/11/16 08:44
> はりぃさん>
> 私は全ての手技は自分の体の感覚が基準なので
> どんなに良いものであっても、気持ちよくなければやらないんです
>
はりぃさんは、操体では受け手の方の体の感覚を聞き分け
それに合わせて操体が出来ているのだから、
鍼灸でも按摩でも、同じ様に、受け手の方の体の感覚が聞きわけ
られるようになれば、
上達は早いような気がしています。

確かに、按摩も鍼灸も、はりぃさんの体にぴったり合ったものを出来る方に出会って、
たっぷり気持ち良さを自分の体で味わう事から始まるのかもしれませんね。

13087 返信 [操体]石巻市操体講座3 はりぃ 2006/11/16 09:01
石巻の講習会で、もうほとんど終わりごろ
コーンせんせが最後の話しをしているときに
若い女性が私に話しかけてきたんですね(^^)

「頭痛がするんですが 医者に行ったら、頭の方には問題がなくて
 初めての時は肩コリが原因と言われたのですが
 二度目に行って肩を触ってもらったらこっていないとのこと
 これはどうなんでしょう?」とのこと

「首や肩のコリから来ていると思います
 足からの操体で全身のバランスが取れれば良くなりますよー」
と言ったんですが、目が100%疑っているんです(^^)
こういうのって楽しいですね〜(^^)


「じゃぁ横になってみてぇ」と言うと
「私さっき他の人に触ってもらったら膝ウラの痛みはなかったんです」
と言った途端に「痛い〜!」と飛び上がったのは
もちろん膝ウラのコリを触ったからです(^^)

ついでに
「チラッとカカトを踏み込んでみてぇ
 どっちが踏みやすいかなー
 じゃぁこっちを軽く踏み込んでみてぇー
 膝を倒してみたらどうかなぁー」
なーんて軽く自分で動いてもらったら
膝ウラのコリも半分くらいになったんですねー

「えー 何でですかー?」
「そういうことになってるんですー(^^)」

まぁ時間もなかったですし、これで終わったんですけどね(^^)
なんかこうビックリしてもらうのって面白いですよねー(^^)

13088 返信 Re:[操体]すみません はりぃ 2006/11/16 09:05
遊風さん>
> 確かに、按摩も鍼灸も、はりぃさんの体にぴったり合ったものを出来る方に出会って、
> たっぷり気持ち良さを自分の体で味わう事から始まるのかもしれませんね。

そうですね(^^)
コーンせんせに出会わなかったら、
仕事を辞めてまで操体をやろうとは思わなかったでしょうし
遊風さんに治療してもらわなければ
なんちゃって鍼灸師のままだったでしょう(^^)
いや それ以前に学校を中退していたと思います(^^)

運とか縁とかって面白いですねー(^^)
オレってなんてツイてるんだろう(^^)v

13089 返信 Re:[操体]今先生の講習会3 はりぃ 2006/11/16 09:07
絹雲さん>
> 今先生の「それでは皆さんに操体をして貰います」のかけ声で、参加者は部屋の真ん中を空け足を向けます。
>
> 仰向けになり、左右の膝を両手で胸に近づけます。そこで気持ちの良い方の膝を見つけます。この時、今先生、はりぃさん、保健婦さん、が指導に入りました。私もうろうろしながら、一番端に居る男性2人の所に行きました。

絹雲さん お疲れさまでした(^^)
大勢の中で何をするかというのも良い勉強になりますよねー
次回は22日ですが、だるまさんやまっちゃんも参加するはずなので
とても楽しみです(^^)


こういう時って何をして良いのかと言うよりも
どこまでやって良いものかということに迷いますね

私も何人もの方から、「首が痛いんですが」「腕が痛いんですが」という
質問を受けたのですが、「今やった方法で楽になりますよー」と
言葉で説明しても、目が疑っているんですよねー(^^)

実際にやるにしても、どこまでやっていいのか迷いますよね
コーンせんせがこの時に指導した方法以外を使ったら講習にならないし
それ以上のことをやったら治療になってしまいますしねー

終わってからコーンせんせに聞いてみると
「あのくらいでいいんだぁ(^^)」とのこと

そうかぁ 目的は治療ではなくて
何となくヤジウマしてみようかなぁという雰囲気を作ることだから
それでいいのかなぁというように私は理解したのですが
どうなんでしょうね?


それからですね 短時間で結果を出すには膝ウラのコリが
すごーく大事なんだなーと思いました

動く前と動いたあとでコリが変化するとわかりやすいですし
コーンせんせの場合は、コリを触ったまま相手に動いてもらって
動きによるコリの変化をリアルタイムで感じているんですね

これができるようになると、あっちこっち動いてもらうだけで
いちいち相手に聞かなくても、体の求めている動きがわかるんですね
もちろん気持ちよさがあるかどうかを聞くことも大事なんですが
感覚のわからない人も多いですからねー
言葉だけではなく、「体に聞く」というのはそういうことなんだなーと
改めて気づかせていただきました

13090 返信 Re:[操体]ありがとうございます プル 2006/11/16 11:29
>「してあげる」でもコリをほぐしたり
>ある程度の痛みを軽減することはできます
>でも面白くないんですねー(^^)
>余計なこと考えるし、体は疲れるし(^^)
>
>そして何よりお客さんから気持ちよかったという
>感覚が伝わってこない(^^;)
>これは最悪です(^^)

治療も恋愛関係も人間関係全般に渡って、他者に何かを求めたり期待して何事かをなしていると、なかなか望むものが帰って来ないんですよね。
というか、望まない反応が返って来ることの方が多そう。

関係ないですけど、「コミュニケーションは言葉のキャッチボール」とか言いますよね。少し前テレビで、あるタレントさんが「私のコミュニケーションは、ずっとドッジボールだったわ」と言うのを聞いて大笑いしました。
言葉を投げかけるのではなくて、最初からぶつけるつもりで投げつけるという、その譬えがすごくて。

そして最近フト思ったのですが。
「言葉のキャッチボール」というのは、とっても自己主張的、欧米的コミュニケーションだな、と。
ある意味、明確でシッカリとしている感じはしますが、今ひとつ捕球する側への配慮に欠けるような……。
ちゃんと洋服を着込み、グローブをはめ、個意識が確立している相手同士ならばよいのだろうけれど。

日本的なコミュニケーションを思ってみれば。
「投げる」ではなくて、ゴロで転がす、になるのかな、と。
それも、相手に届くか届かないか、という程度の転がし方。
それは、相手の人に受け取る意志がないと取れない、取らない届け方。
窺うような尋ねるような、奥床しくて尊重心に溢れた……。

それが、日本もどんどん欧米化して来、奥床しさや尊重心は明確な論理性に駆逐されつつあるのかも。
と、思ってみたりするオジさんなのでした。

>こんなにオレが体を痛めてまでしてあげているのに
>お前はなんで満足しないんだよという不満に変わります(^^)

ぐはは。
このような不満は、若気が行ったり来たりしていた頃、ぼくにも覚えのある想いです。

これはおそらく、患者さんへの期待以前に、自分自身への期待だったのかも、と振り返ってみたりしていますが。
自分の存在意義を確かめたい、というか、自分は「優れた何者かであるに違いない」と思いたい、みたいな。
その自分の期待に応えないものには、随分腹を立てていました。(ある意味すごいな (^^;)

「ぼくは何者なんかじゃなくって、この裸んぼの、このまんまのぼくでしかない」と、ある程度思えるようになって、随分お気楽になりました。
基本的な、自分自身への期待が減った分、他者へもこの世界に対しても無駄な期待は減り。
もちろん、患者さんへの期待も激減したです。

淡々と自分の好きなことを探求し、遊び、それはそれ自体で完結していてしあわせですが。
もしそれが、誰かの役に立ったり喜ばれるようなことがあれば、それは意図しないアクシデントのような幸運です。

>新しい技を覚えても、手や体の使い方は上手になっても
>不満足感は変わらなかったんですねー(^^)

うん。
無駄な期待感のない裸んぼの自分の、そこから湧き出す好奇心や探求心を満たしていけば、その方向に流れていけば、不満足感は減っていくように思います。

>まだ按摩でコリの感触とどう付き合って良いのかわからないんですが
>適当に指の感覚を味わって楽しんでみようかなーと思っています(^^)

わからないから知りたくなりますよね。
工夫する楽しみも湧いてくる。

また、感覚を味わうということは、そこに無駄な期待感や予測などは必要なくなります。というよりも。
治療師初心者が、最初の頃に触診で凝りを見つけられないのは、「何か硬いもの」を期待してあらかじめ対象を予測して触っているから、ということが多いです。
触診する感触は、自分にとってまったく未知であり、もちろん触れるまではどうなっているかわからない。
だからこそ、知りたいが為に触れる。
感覚を開いて、尋ねるように、聞き分けるように。

ごく自然に、無駄な期待や思考、葛藤は減っていきますよね。

13093 返信 Re:[操体]今先生の講習会3 絹雲 2006/11/17 00:52
> 絹雲さん>
> > 今先生の「それでは皆さんに操体をして貰います」のかけ声で、参加者は部屋の真ん中を空け足を向けます。
> >
> > 仰向けになり、左右の膝を両手で胸に近づけます。そこで気持ちの良い方の膝を見つけます。この時、今先生、はりぃさん、保健婦さん、が指導に入りました。私もうろうろしながら、一番端に居る男性2人の所に行きました。
>
> 絹雲さん お疲れさまでした(^^)
> 大勢の中で何をするかというのも良い勉強になりますよねー
大変勉強になりました。

> 次回は22日ですが、だるまさんやまっちゃんも参加するはずなので
> とても楽しみです(^^)
残念ながら、22日予定が入っていて欠席です。
>
> こういう時って何をして良いのかと言うよりも
> どこまでやって良いものかということに迷いますね
初めてなので両方でした。

> 私も何人もの方から、「首が痛いんですが」「腕が痛いんですが」という
> 質問を受けたのですが、「今やった方法で楽になりますよー」と
> 言葉で説明しても、目が疑っているんですよねー(^^)
>
> 実際にやるにしても、どこまでやっていいのか迷いますよね
> コーンせんせがこの時に指導した方法以外を使ったら講習にならないし
> それ以上のことをやったら治療になってしまいますしねー
>
> 終わってからコーンせんせに聞いてみると
> 「あのくらいでいいんだぁ(^^)」とのこと
>
> そうかぁ 目的は治療ではなくて
> 何となくヤジウマしてみようかなぁという雰囲気を作ることだから
> それでいいのかなぁというように私は理解したのですが
> どうなんでしょうね?
参加者はもう少し、今先生と共に会場に居たかったのではと思いました。
>
> それからですね 短時間で結果を出すには膝ウラのコリが
> すごーく大事なんだなーと思いました
>
> 動く前と動いたあとでコリが変化するとわかりやすいですし
> コーンせんせの場合は、コリを触ったまま相手に動いてもらって
> 動きによるコリの変化をリアルタイムで感じているんですね
>
> これができるようになると、あっちこっち動いてもらうだけで
> いちいち相手に聞かなくても、体の求めている動きがわかるんですね
> もちろん気持ちよさがあるかどうかを聞くことも大事なんですが
> 感覚のわからない人も多いですからねー
> 言葉だけではなく、「体に聞く」というのはそういうことなんだなーと
> 改めて気づかせていただきました
今先生の流れるような操体を少しでも身に付けたいです。

13094 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 プル 2006/11/17 10:39
> 1.ツボの上の皮膚を平行にズラす
> 2.ツボの上の皮膚を沈める方向にズラす(沈)
> 3.指圧のように筋肉まで圧を届かす

この三つを眺めていると、他にもいろいろな可能性がありそうで楽しくなりますね。

皮膚を水平にズラす、沈めながらズラす……。
皮膚上をスーッと撫でることで何かないだろうか、とか。

そういえば昔、インドで「プレナタル・マッサージ」というのを受けた時。
そのタッチは、主に手足や頭を、指先で体表を繊細にツツーッと撫でるだけ。
肉体ではなくて、皮膚の感覚に働きかけているようなタッチでした。
心地よくて、ずーっと眠りと目覚めの狭間に浮かんでいる状態で。
終わったあと、体は脱力しきってフワフワしていました。

この、皮膚を動かすことなく、皮膚の感覚に働きかける、何か楽しいアイデアもありそうですね。

皮膚の感触を味わいながら筋肉まで沈めていき……。
筋肉の皮膚である筋膜を味わって、その筋膜で遊べないだろうか、とか。

> 増永先生だけではないですが、影響はうけています、凄く。
> 『図解 病気を治す指圧入門』(有紀書房)のp79に虚実のツボの断面図が載っていて、
> それを見た時に「あ、これだ」と思いました。

うん。
増永先生の解説は、とても実感的に届いて来ます。
そして、いろいろ応用もしてみたくなりますよね。

縦の断面で見ると、体表にある虚しているツボと、その奥(下)にある実の凝り。
水平の体表で見ると、虚している部分の近くには、どこかに実で張っている部分があり。虚があれば実を探してみたり、実があれば虚を探してみたり。

特に体表、お腹の虚実に対しては、自分ひとりでもいろいろ遊べます。
仰向けに寝て自分のお腹を触ってみて。
力なく虚している部分には、手の平(または手根)を乗せておき。
硬く張っている部分には、爪を立てるように指を当てて手の重さで乗せておく。
しばらく手や指の感触、お腹の中の感触を味わっていると、お腹がグ〜っと鳴って動きだし。
実の部分が柔らかくなったり。

感覚が動き出したり、流れ出すのって、それだけで楽しいです。

13097 返信 [操体]皮膚を撫でる 那夢 2006/11/17 14:08
プルさん>
>この、皮膚を動かすことなく、皮膚の感覚に働きかける、何か楽しいアイデアもありそうですね。

自分の皮膚を動かなさい程度に、指でそーっと撫でてみました。
皮膚の方は指の温かさが じんわりとしみ込んで 気持ち良い。(^^)
撫でている指も、皮膚の感触というか、皮膚が吸い付いてくる様な
感じを受けました。

もう1つ面白かったのが、撫でる指は中指と薬指が使い易い。(^^)
微妙な力のかけ加減がし易いのと、感覚が敏感だと発見。

親指や人差し指では感覚が鈍くて、小指だと一定の圧力? 
を維持するのが難しく、また敏感すぎてやり難い・・・(^^;

自分を感じる時、さらさらも苦手で、皮膚の操体も苦手で、
一点に指を置くも苦手な私ですが、
この ゆーーーっくり皮膚を撫でる は、分かり易い。(^^)

と、野次馬報告でした。

13098 返信 Re:[操体]今先生の講習会3 遊風 2006/11/17 17:58
> そうかぁ 目的は治療ではなくて
> 何となくヤジウマしてみようかなぁという雰囲気を作ること
> それからですね 短時間で結果を出すには膝ウラのコリが
> すごーく大事なんだなーと思いました
>
私は、始めての方同士で組んでもらって、膝裏のコリを互い取ってもらって
びっくりさせたいなぁと思っています。
大勢で集まるなら、そういう事をしたいです。何とか工夫して。
>
>コリを触ったまま相手に動いてもらって
> 動きによるコリの変化をリアルタイムで感じているんですね
> これができるようになると、あっちこっち動いてもらうだけで
> いちいち相手に聞かなくても、体の求めている動きがわかるんですね
> 言葉だけではなく、「体に聞く」というのはそういうことなんだな

puruさんは按摩をしながらこれができるんだと思います。

13099 返信 Re:[操体]ありがとうございます 遊風 2006/11/17 18:12
> これはおそらく、患者さんへの期待以前に、自分自身への期待だったのかも、と振り返ってみたりしていますが。
> 自分の存在意義を確かめたい、というか、自分は「優れた何者かであるに違いない」と思いたい、みたいな。
>「ぼくは何者なんかじゃなくって、この裸んぼの、このまんまのぼくでしかない」と、ある程度思えるようになって、随分お気楽になりました。
> 基本的な、自分自身への期待が減った分、他者へもこの世界に対しても無駄な期待は減り。
> もちろん、患者さんへの期待も激減したです。
> 淡々と自分の好きなことを探求し、遊び、それはそれ自体で完結していてしあわせですが。
> もしそれが、誰かの役に立ったり喜ばれるようなことがあれば、それは意図しないアクシデントのような幸運です。

この辺り、私もずーとそうだったなと思います。
それで、思うには、こういう自分に対する期待って、多くの場合
小さい頃に自分が受けてきた抑圧の反動が元になっている気がします。
大人になって行くに連れ自分の意志で出来る事が増えるに連れて
抑圧が多かったほど反動も大きくなるので
こういう時期も長いけど、それも有る面では必要な時期だと思うし、
そういう時期を乗り越えて始めて、自分にも過剰な期待をせずに
puruさんの書かれているような状態になれるかなと思います。
>
>感覚を味わうということは、そこに無駄な期待感や予測などは必要なくなります。というよりも。
> 触診する感触は、自分にとってまったく未知であり、もちろん触れるまではどうなっているかわからない。
> だからこそ、知りたいが為に触れる。
> 感覚を開いて、尋ねるように、聞き分けるように。
> ごく自然に、無駄な期待や思考、葛藤は減っていきますよね。

うまく受け手の方の体の状態を感じる事に没頭出来た時というのは
こちらもボーッとして、
なんだか達人の先生に操体をしてもらっている状態に近くなっていく
時がありますね。

13100 返信 Re:[操体]石巻市操体講座2 遊風 2006/11/17 18:24
> > 1.ツボの上の皮膚を平行にズラす
> > 2.ツボの上の皮膚を沈める方向にズラす(沈)
> > 3.指圧のように筋肉まで圧を届かす
>この三つを眺めていると、他にもいろいろな可能性がありそう
> 皮膚を水平にズラす、沈めながらズラす……。
> 皮膚上をスーッと撫でることで何かないだろうか、とか。
>インドで「プレナタル・マッサージ」というのを受けた時。
> に手足や頭を、指先で体表を繊細にツツーッと撫でるだけ。
> 皮膚の感覚に働きかけているようなタッチでした。
>皮膚を動かすことなく、皮膚の感覚に働きかける、何か楽しいアイデアもありそうですね。
>皮膚の感触を味わいながら筋肉まで沈めていき……。
> 筋肉の皮膚である筋膜を味わって、その筋膜で遊べないだろうか、とか。

『症状別 家庭でできる指圧入門』んのp34−42は
「指圧は皮膚に訴える」という内容で面白いです。
増永先生は、立場上、指圧に限定しまますが、私達は操体なんで、
いろいろヤジウマして試せるので面白いと思います。
もともと、操体には、くすぐりやゆらしも有ることだし。
>
> 縦の断面で見ると、体表にある虚しているツボと、その奥(下)にある実の凝り。
> 水平の体表で見ると、虚している部分の近くには、どこかに実で張っている部分があり。虚があれば実を探してみたり、実があれば虚を探してみたり。
> 特に体表、お腹の虚実に対しては、自分ひとりでもいろいろ遊べます。

そうですね。
この辺りをしていると、いつのまにか数時間経っている事があります。

 
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